Paintstorm Studio 1.53 アップデート | タッチ操作でキャンバスを自在に回転。パース定規の追加など機能を解説

iPad版Paintstorm Studioの最新アップデートがリリースされています。
今回のアップデートではデスクトップ版で使えた定規機能とマルチタッチ操作でのキャンバス回転機能が追加されています。

What’s New バージョン1.53の変更点

  • New “Ruler” feature added: Parallel lines, Ellipse, 2-point perspective, 3-point perspective
  • “Global pen pressure hardness” feature added to Menu-File-Options
  • “Rotate canvas by fingers” feature added to Menu-File-Options
  • The ability to “Merge all lower layers to one new” added
  • The ability to Apply mask added
  • A bug of saving PNG with alpha channel fixed
  • “Rename brush” item added to the Brushes options
  • The Free Transform option moved to Menu-Edit from Menu-Image
  • Some bugs fixed

3点パース対応の高機能な定規ツール追加

以下の4種類の多機能な定規機能が追加されました。上部ツールバーの三角定規のアイコンをタップすると定規ツールモードになります。アイコン横のセレクタで以下の4種類の定規を切り替えできます。

  • Ruler(直定規)
  • Ellipse(楕円定規)
  • 2-point perspective(2点パース定規)
  • 3-point perspective(3点パース定規)

定規ツール使用時には、ガイド線の編集機能が上部ツールバーに表示されます。

ガイド線を編集するときは、キャンバス上に表示されるポイントをドラッグします。

二重線の正方形で表示されたポイントが中心位置、一重線の正方形が角度を調整できるポイントです。
編集ポイントは背景色が無いと見づらい(テーマカラーの影響?)ので作業するときは、少しの暗めの背景を使用するといいかもしれません。

2点パース・3点パース定規が使えるようになって、作図機能が一気に充実しました。パースに合わせて変化するブラシと組み合わせれば、風景画の作成が随分楽になりますね。

マルチタッチ操作でキャンバスを回転

2本指を使ってキャンバスを回転させるジャスチャーは、iOSでは一般的な操作です。今までも限定的に使えた機能ですが、ようやく使いやすい設定で対応してくれました。

キャンバス回転機能はデフォルトではオフになっています。以下の方法で使用可能になります。

▼ジャスチャーをオンにする方法
[ File ] → [ Options ] → [ Rotate canvas by fingers ]をオン

キャンバスを自在に回転できると、ペン入れの際に自分が動かなくても常に作業しやすい角度で描けます。
ジャスチャーでこの操作が高速にできるようになったことは大きな進化ですね。

キャンバス回転ジャスチャーと合わせてオススメなのが、回転をリセットするショートカットボタン(Hot Button)。回転角度をリセットして確認したいときなどに便利です。

▼回転リセットボタンを追加する方法
[ File ] → [ Define Hot Buttons ] → [ Reset canvas angle ] Enableをオン

(Ignore TABは全画面表示でオフにするかどうかの設定です。)

デスクトップ版との機能差が無くなった良アップデート

今回のアップデートでデスクトップ版との差がほぼ無くなったのではないでしょうか。iPad Proでの重いファイルの動作などは今後また検証してみたいと思います。

ひとまずは便利な定規ツールとキャンバス回転で遊んでみたいですね。

Paintstorm Studio
Paintstorm Studio(1.53)
カテゴリ:仕事効率化
エンターテインメント
価格:¥1,600
販売元:Sergei Komarov