ゲームやCGを使った映画など幅広く業界で使用されている3Dスカルプトアプリ「ZBrush」がiPadでもリリースされました。デジタルスカルプトとは、粘土をこねたり彫刻していくような感覚で3DCGを作れるソフトです。直感的に操作できて専門的な知識が最低限あれば、誰でも本格的な3DCGを作れるようになります。Apple Pencilとの相性も抜群で業界の新しい流れとなりそうです。
ZBrushをiPadとApple Pencilで使おう!
以前からもリモート接続でデスクトップのソフトを使うことはありましたが、実際にiPadアプリとしてリリースされれば、最適化されたインターフェースで扱えるようになり非常に快適になります。「ZBrush」もインターフェースやショートカット機能については、キーボードなしでも使えるような工夫がされており、使い慣れたユーザーでも満足できるだけの機能が盛り込まれています。
私も実際に触ってみましたが、操作方法にはいくつか戸惑うところはありましたが、基本となるスカルプト機能については楽しくて時間を忘れるほどでした。「Nomad Sculpt」を使ってきたこともあり、3DCGの知識はある程度ありますがiPad版「ZBrush」からデジタルスカルプトを始めようという人も増えそうですね。それだけの魅力があります。
デスクトップ版ソフトは高額で手が出しにくかったという方でも、iPad版なら月額1,500円から(年額13,000円)と手頃な価格で登録して使えます。また基本となる機能を習得するまではお金がもったいない…というときでも機能を制限した「無料版」登録もあります。
ZBrush入門前に注意しておきたいこと
「ZBrush」は本格的なアプリですので使用するiPadに制限があります。またRAMの容量が低いiPadではそれだけ扱えるデータ容量も少なくなってしまうため、M1iPad以降のモデルやiPad Airなどの比較的に最新もモデルを用意するのがいいでしょう。さらに初期設定ではかなりマシンスペックを要求する仕様に設定されていますので、アプリの環境設定を行なってから制作に取り掛かるのがおすすめ。
詳しくは以下の公式互換性リストを参照してください。私個人でも所持しているiPadでパフォーマンスを確認してみたいと思います。現時点では最新のM4iPad Proでもときどき落ちる時があります。
iPad CreatorのYouTubeチャンネルでは、iPad版ZBrushの新情報も随時アップしていきます。ぜひ登録してチェックしてみてください。
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