各メディアのiPad ProとApple Pencilのレビューでまだまだ誤解が多いようなので、改めてProcreateのパームリジェクションについて、Apple Pencil使用時とそれ以外のスタイラス使用時の設定方法を解説します。
Apple Pencil使用時のパームリジェクション
高度なジェスチャコントロールで設定する
「アクション」のメニューで「環境設定」タブを開きます。その中の1番下にある「高度なジェスチャコントロール」を選択しましょう。
「高度なジェスチャコントロール」ではApple Pencil使用時のツールと、指で画面をタッチしたときのツールにそれぞれ別のツールを割り当てできます。
ここで「タッチ」で「ジェスチャのみ」を選択するとキャンバス上ではApple Pencil以外では描画できなくなります。これでApple Pencilで使用時に誤って手のひらで描いてしまうなどの誤動作を回避できます。(※Apple Pencilでしか描けない状態になります)
逆に指でのタッチを活用するなら、「タッチ」には「消しゴムのみ」を指定すれば、ペンと指を素早く切り替えて作業でき非常に効率的です。
iPad Proでは、指とペンを使い分けながら作業するのが快適に制作する秘訣だと思います。
Apple Pencil以外のスタイラスを使用するときの設定
Apple Pencilではないスタイラスを使うときには、Procreate独自のパームリジェクションを利用できます。
iPadの設定アプリでProcreateの項目を開き、「パームサポートのレベル」を選択します。
iOS9の仕様が直前が変更されてしまったため、Procreate独自のパームリジェクションは現在デフォルトではオフになっています。
「パームサポート(詳細モード)」か「パームサポート(標準)」のどちらかを選ぶとパームリジェクションがオンになります。
ProcreateのパームリジェクションはApple Pencilのものと比べれば精度が低いので、完璧を求めるなら指穴の空いた手袋を使用するか布をひくなどの対策が必要です。
Apple Pencilのパームリジェクション精度は良好
そもそもApple Pencilのパームリジェクションはかなり精度が高い方だと思います。しかしマルチタッチ操作を併用するため、100%完璧にならないことも事実です。
上記の方法を使えばほぼすべての誤動作を防げるので、ぜひお試しください。ペイント系アプリには今後も上記のような設定が追加されていくのではないかと思います。
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