iPad版のPhotoshop Touchがバージョンアップ。iPad miniのサイズを考えたレイアウトや筆圧感知型スタイラスペンへの対応などiOSに積極的な内容になっています。
レビュー後半では筆圧感知スタイラスペンの設定について詳しく解説します。今回使用しているデバイスはiPad4です。
▼前半の記事はこちら
Adobe Photoshop Touch 1.4|iPad mini最適化や筆圧感知スタイラスペン対応などを含めたバージョンアップ解説【前半】
設定で使用するスタイラスペンを選択する
Photoshop Touchでは最新の3つの筆圧感知スタイラスペンに対応しています。[サードパーティ筆圧感知スタイラス]の項目から使用するペンを選びましょう。
今回はPogo Connectを中心に試してみました。
スタイラスペンを調整するスライダーが2つ用意されています。[描画のなめらかさ]はブラシのラインをなめらかに補正する強さを調整。[筆圧の強さ]では数値を上げるほど筆圧での変化を硬めに調整します。
ブラシの透明度とサイズ変化を個別に設定
ブラシ設定ウィンドウ内の右下に見えるスタイラスのマークをタップするとさらに[筆圧感知入力]の設定項目が表示されます。
ここではブラシの筆圧変化をサイズのみか透明度のみか、両方を変化させるのかを選べます。
筆圧での変化はある程度なめらかに変化しますが、入りと抜きの設定があるわけではないので線描に使うには物足りないかもしれません。
ちょっとしたレタッチや厚塗りのイラストなら効果的に使えそうです。
サイドボタンでスポイト機能が使用可能
予想以上に便利だったのがサイドボタンに割り当てられているスポイトツール。特にPogo Connectは間違ってサイドボタンを押しやすいくらい反応が良いので、スポイトツールを多用するような描き方をするときにかなり便利です。
Photoshop Touch 1.4ではPogo ConenctのSDKのバージョンが1.0.2と少し古いものだったので、リストガード機能は使用できません。
ちなみにJot Touchでは1つめのボタンがスポイトツールに割り当てられており、2つめのボタンは何も機能がありませんでした。
ペイント機能の今後のバージョンアップに期待
今回のバージョンアップでペイント機能は少し良くなりましたが、まだまだ他のペイントアプリに比べると足りないものがあると思います。ブラシのインストールや入り抜きの設定など「Photoshop」として期待したい機能がまだ実装されていません。
筆圧感知スタイラス対応したことを考えると、今後のバージョンアップでブラシツールはより強化されていくと考えてもいいのではないでしょうか。
Adobe Photoshop Touch (1.5.1) カテゴリー:写真/ビデオ 価格:1,000円 開発:Adobe |
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