装丁イラストで使用したProcreateのためのインク風カスタムブラシ [ダウンロードファイル付き]

3月26日に発売となった新刊、Necojita著「デザイナーとクリエイターのためのiPad+iPhone」の装丁イラストで使用したProcreate向けブラシをご紹介します。インストールすればすぐに使えるダウンロードリンクも用意しました。

デザイナーとクリエイターのためのiPad+iPhone (エクスナレッジムック)
絶賛発売中です。ぜひ手に取って見ていただきたいと思います。
小さいですが表紙に私がiPadで描いたイラストが使用されています。

実際に装丁で使用したProcreateインク風ブラシ

今回の装丁用に用意したイラストは12点あるのですが、「アナログ画材でさっと描いた感じ」を出すためにブラシを調整しました。イメージとしては付けペンのインクで描いたような強弱のあるストロークで、少し滲んだ感じを出そうと思いました。
使用したアプリは最新バージョンのProcreateアプリです。

ブラシのカスタマイズ性の高さと描画速度に定評があり、Jot Touch 4などの筆圧感知スタイラスペンとも相性がよいアプリです。書籍内でも紹介しています。

ブラシ形状はシンプルな円形を用いており、「サイズの変化」の設定でジッター（ランダムに変化させる項目）を強くしてインクの滲み感を出しています。筆圧感知スタイラスペンJot Touch 4向けに調整しているため、筆圧の変化がないと擦れが出にくいですが、「速度」を強くすると通常のスタイラスペンなどでも再現できると思います。

inkpen.brush_.zip

[使用方法]ファイルをダウンロードしてから「Procreateで開く」とインストールできます。

ファイルの解凍やDropbox管理などには「Documents 5」が無料で使いやすいです。

インストールしたブラシは「読み込み済み」という名前のついたタブ内に収納されます。表示されない場合はタブを左にドラッグしてみてください。一番右端に追加されているはずです。

Procreateでは好きなサイズのキャンバスを作成できるので、デザイナーさんから指定されたサイズの解像度でキャンバスを作成して12点のイラストを別々に描いています。

アプリからファイルを出力するときは、JPGやPNGのほかにPSD形式も選択できます。Dropboxに出力したPSDファイルをデスクトップのPhotoshopで開き、背景レイヤーを削除すれば納品の準備完了です。

ちょっとしたイラストなら仕事にも活用できるアプリです。
カスタムブラシと一緒にどうぞお試し下さい。