Apple Pencilはペン先がやや滑りやすいため、iPadにペーパーライクフィルムを貼って使っている方も多いと思いますが、フィルムを貼ると今度は画面がきれいに表示できなくて気になります。その1つの解決策としてブライトンネット製「Apple Pencil 替え芯 ソフトタッチ」が発売されています。
1個あたりの価格はApple製のペン先より低価格で、フィルムを貼らなくてもしっかり摩擦感を得られます！ペン先が黒い色になるのも鉛筆のようでいい感じですよ。
価格は3個で約1,400円と純正品よりも大幅に安い
Apple純正のペン先チップは4個入り2,400円程度で販売されており、ほぼ値引きセールもなく1個あたり約600円で購入することになります。一方でブライトンネット製の「Apple Pencil 替え芯 ソフトタッチ」は3個入り約1,400円、1個あたり約470円ほどとなり純正品と比較すればかなり安い印象があります。
さらに保護フィルムを買わなくてもいいと考えればかなりコスパが良い製品と言えます。
ペン先は黒いデザインなので鉛筆らしい雰囲気でApple Pencilが使える
製品パッケージ内には透明なトレイに3つ替え芯が入っているのみです。純正品と違って色が黒いのが特徴的です。どちらかと言えば鉛筆のようにペン先が黒い方が馴染みがある人の方が多いでしょう。
第1世代Apple Pencilと最新モデルの第2世代（キャップがなく側面が平らなデザインのもの）にも対応します。
外観は色の違い以外に差はありませんが、細かく見るとペン先の半球状の部分（純正品は先端が円錐に近い半球形）がより大きく、逆に側面はやや細いような気がします。
純正品と比較すると作りはややチープで、入っている3個のチップの中には表面に削りとれていないバリがあるものや先端の歪みが目立つものがあるなど個体差が見られます。（細かいところですが個人的にはかなり気になりました。）
保護フィルムなしのiPadで使うとしっかりした摩擦感があり使いやすい
実際にApple Pencilに取り付けたところです。ペン先の黒さで全体が引き締まった印象になりました。ぐらつきや接触について違和感はありません。
一定期間「Procreate」や「GoodNotes」などいくつかのペイントアプリ、手書きメモアプリで使用してみました。使用したiPadモデルは第1世代iPad Pro、第6世代iPad、第5世代iPad miniで、それぞれアンチグレアフィルム、フィルムなし、ペーパーライクフィルムを貼った状態です。
すべてiPadOSの最新バージョンをインストール済み。
「Procreate」ではゆっくり描くときに線の波打ちが純正品より少し強めに出ています。手振れ補正を加えたブラシでは大きな差はなくなります。
手書きメモ「Note Always」では摩擦がしっかり効いている分だけ文字を書くときに楽に感じました。純正品は滑りやすいので力んでしまって疲れやすい。
フィルムなしの第6世代iPadで最も摩擦が強く、アンチグレアフィルムを貼った第1世代iPad Proでは摩擦は控えめ、ペーパーライクフィルムを貼った第5世代iPad miniでは摩擦はかなり弱く感じられました。
やはりペーパーライクフィルムのようなさらさらしたフィルムでは、逆に摩擦が落ちてしまうようです。
フィルムを貼りたくない人のためのApple Pencilペン先チップ
結論としては、純正品に比べれば精度は落ちるものの通常の使用には問題なさそう。手書きメモなどには摩擦があり書きやすい。一方で繊細な線を描くことを目指す人には向かないと思います。素直に純正品の方をおすすめします。
製品として加工精度が上がれば万人におすすめできるのですが、バリが付いていたり歪みのある個体がある点は改善が必要だと思いました。
また注意していただきたいのは、ペーパーライクフィルムと本製品を組み合わせるのは「精度が極端に落ちる」ため避けるべきです。基本的にフィルムなしでの使用が想定されていますから、それに従ってご利用ください。
黒いApple Pencilカバーとの組み合わせで、ブラックモデルのようにカスタマイズできるところは面白いですね。Apple Pencilカスタマイズが好きな方は、ぜひ商品をチェックしてみてください。
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