Procreateなどのペイントアプリでお絵描きする際に、Split Viewでブラウザや写真アルバムなどを開いて資料を見ることよくありますよね。そんな使い方をサポートする最強の参照アプリ「VizRef」がリリース。ProcreateのUIに合わせたデザインでまるでProcreateが拡張されたかのように感じられる便利なアプリです。
画像を自由に配置しておける優れた資料閲覧アプリ
アプリの基本的な用途としては画像を自由に配置して閲覧することが目的です。こう書くとほかのアプリでも代用ができそうに感じるかもしれませんが、実際にアプリを触るとUIが洗練されていて資料を見るのに必要な機能がソツなく準備された代用の効かない良アプリだと実感できます。
アプリの基本機能は以下のようになります。
- 画像のインポートは複数の画像をまとめて選択
- ドラッグ&ドロップでSafariなどのブラウザから追加可能
- GIFアニメーションの表示対応
- 画像のクロップ表示
- 画像の上下左右反転表示
- 画像のモノトーン表示
- Split ViewやSlide Overに対応
- 複数のボードを作成管理
配置した画像のリサイズ・クロップ機能
ボードに読み込んだ画像はタップして選択。ドラッグして移動、角に表示されている白いポイントをドラッグしてリサイズできます。重なりの順番は選択したものが上に来ます。
画像の一部だけを大きく表示したいときには、クロップして表示できます。
上下左右の反転表示やモノトーン表示といった資料表示のときに欲しい機能がしっかりサポートされています。
画面をピンチアウトするとボード全体を表示できます。ボードのサイズは無制限かと思いましたが、一定のサイズで固定されています。具体的なサイズは不明ですが、縮小した画像は再び拡大しても荒くなりませんので、ベクターグラフィック的な扱いと考えてよいと思います。
Procreateの横に配置するために作られたアプリ
「VizRef」はProcreateの横に配置して使用することを想定してデザインされており、Split ViewやSlide Overで表示したときにもものすごく自然に見ることができます。まるでProcreateにレファレンス機能がついたのように錯覚してしまいます。
インターフェースのカラーも標準のブラックと明るいバージョンの2タイプに対応します。
Procreateのギャラリーから「VizRef」にドラッグしたり、レイヤーをドラッグすることもできます。
逆に「VizRef」→「Procreate」へのドラッグはできないようです。
資料表示アプリとしては現時点で最高の完成度
現時点でもリファレンスボードアプリとしての機能は揃っており、ProcreateなどSplit View対応アプリと組み合わせて即戦力になるツールだと思います。iPhone版アプリもありますが、こちらは当然Split Viewは使えなないため、iPadやPCの横にiPhoneを置いて使うのに活用できそうです。使用環境に合わせて導入するといいでしょう。
iPadとiPhone両方のアプリでボードを同期する機能が個人的には欲しいですね。
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