iOS11の注目の新機能である「ファイル」アプリ。実際に使ってみるとドラッグ&ドロップは快適で、DropboxやGoogleドライブなど複数のクラウドをまとめて管理できるのも相当便利です。
一方でどうにも釈然としない部分も…。
今回はそんな「ファイル」アプリの個人的に気になるところをまとめてみました。
「ファイル」のおかげでiPadでのファイル管理は劇的に便利に
iOS11期待の星であるApple標準のファイル管理アプリ「ファイル」。
個人的によく使用しているアプリは以下の5つ
公式の画像には「Adobe Creative Cloud」も表示されているので、今後のアップデートで対応するのかもしれません。Adobe製アプリを多用する人には大きなメリットとなりそうです。
「ファイル」アプリを通してさまざまなクラウド上のデータを管理できれば、操作方法も統一され非常に効率的。今後も対応アプリが増えるに従って、どんどん便利になっていくでしょうね。
一方で現時点では以下のような気になることもあります。
拡張子を表示できない!
ファイルの拡張子を確認できないので、表示されるテキスト情報を見ただけで識別できないのが残念です。個人的に拡張子がないファイルを見てると不安なんですよね…。
ファイルをタッチ&ホールドで表示されるメニューから、「情報」を確認すれば拡張子をチェックできますが、さすがにちょっと面倒な気がします。
オプション設定でもいいので「拡張子を表示する」機能を追加して欲しいです!
解凍でき…ない?
仕事で大きなファイルをやり取りする場合、ファイルの解凍は当然必要になりますよね。「ファイル」ではZIPくらいは標準機能で解凍できると思っていたら、実際にはプレビューできるだけ。
プレビューしたファイルを取り出すことはできますが、1つずつしか保存できない仕様に頭を抱えてしまいました。
早速そういったニーズに応えるべくリリースされていた解凍専門アプリ「Kpressor」をインストール。ひとまず解凍したファイルをまとめて保存できるようになりましたが、Documentsなどのファイル管理アプリなら標準で付いてる機能なので、将来的には付けて欲しいですね。
クラウド間のデータはドラッグ&ドロップできない
これもものすごくガッカリしたのですが、「ファイル」対応アプリでも編集できる部分がそれぞれ違っています。
例えば「Documents」内のファイルは削除したりドラッグ&ドロップできません。「iCab Mobile」ではフォルダも追加できません。
クラウド間のデータのやり取りも全くできません。
つまり各アプリ内、クラウド内ではファイルを自由に動かせても、それを外に持ち出すことができません…。
あくまでドラッグ&ドロップでファイルを動かせるのは、個々のアプリ間のみに限定したいのでしょうが、残念でなりません。
今後の対応アプリに期待
今のところ制限が多い「ファイル」アプリですが、対応アプリが増えて制限が取り除かれていけば本当にデスクトップPCに迫る存在になりそうな気がしています。
「Documents」のようなサードパーティ製のファイル管理アプリもまだまだ需要がありそうです。
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