Procreate 4.0アップデート | 4倍高速な新描画エンジンやレイヤーマスクなど新機能をチェック!iOS11対応機能も徹底解説


iOS11に完全対応する形でリリースされた「Procreate」の最新メジャーアップデート「Procreate 4」をレビューします。
レイヤーマスクや刷新されたインターフェース、ブラシの新設定など詳細に解説していきます!iOS11の機能を活用したドラッグ操作も快適です。

描画エンジンは4倍高速な「Silica M」に進化


最新のグラフィックAPI「Metal」に対応する描画エンジン「Silica M」を搭載して、以前のバージョンよりも最大4倍高速な描画を実現しています。
手ぶれ補正機能にあたる「ストリームライン」使用時も、処理が高速化されていることを実感できます。

iOS11でしかこのバージョンは使用できませんので、iOS10以前の環境の方は事前にアップデートをしておきましょう。

新しいブラシ選択ウィンドウ


まずブラシ選択ウィンドウは刷新され、カテゴリを左にブラシを右にリスト表示したデザインになっています。
今まではカテゴリの管理が面倒な配置だったのですが、これでカテゴリの切り替えがしやすくなりました。

また新カテゴリとして「カリグラフィ」が加わり8個のブラシが追加されています。


ブラシの詳細設定ウィンドウのデザインも調整されています。
スライダーの表示や一部の機能の設定場所など細かく変わっています。

以下に詳しく解説します。

[ブラシ設定] フォールオフ

「ストローク」の項目内に新しく「フォールオフ」という項目が追加されています。この設定は数値を大きくするほど、ストロークの不透明度を自動的に減退させます。短いストロークでたくさん線を描きたいときなどに活用できる機能です。
以前のバージョンから導入されていましたが、「ストロークのプロパティ」内に変更されました。

[ブラシ設定] 新しいウェットミックス


「ウェットミックス」もProcreate 4で生まれ変わりました。
新しい設定2つを含む以下の4つの設定項目があり、書き味を細かく調整できます。

  • 希釈度
  • 充電する
  • 描き始めの筆圧 (新)
  • カラープル (新)


描き始めの筆圧」は名前の通り、ブラシの描き始めの筆圧を強くします。

カラープル」は上から重ねるストロークの色の強さが変化します。スライダーを右にするほど色が強く重なるようになります。


試しにウェットブラシだけで描いてみました。
以前より細かな調整が可能になったことと、ブラシ形状の跡が出にくくなり、より滑らかで繊細な混色が可能になったように思います。

油彩や水彩の滲みなどを再現するのに活用できそうです。

[新ブラシ設定] ブラシのブレンドモード


「一般」→「ブラシの動作」内に「ブレンドモード」が追加されています。これはブラシの重なり方にブレンドモードを適用できる設定で、乗算やスクリーンなど21種類のブレンドモードから選択できます。


ブレンドモードの違う水彩ブラシで比較してみました。
ブレンドモードが「乗算」になっていると、タッチを重ねただけ色が濃くなっています。一方でブレンドモードがない設定では、変化がありません。

今まではレイヤーだけブレンドモードを設定できましたが、さらにブラシでもブレンドモードを変更できるようになったことで、アナログ風のブラシなどが作りやすくなっています。

[新ブラシ設定] ぼかし


ぼかしツール向けに新しい設定として、「一般」→「ブラシの動作」内に「ぼかし」が追加されています。(ぼかしツール以外では効果はありません)


今までは擦ったようなぼかし方しかできませんでしたが、「ぼかし」の数値をゼロ(なし)にすることで、水で滲んだようなぼかしブラシが作れるようになりました。

[新ブラシ設定] 滲み


(公式のガイドブックが出ていないため検証した内容から機能を推測します。)
「Apple Pencilの筆圧」「Apple pencilのチルト(傾き)」欄にある新しく追加された「滲み」ですが、ストロークのアンチエイリアスを調整できるようです。


滲み「なし」の状態が今までどおりの描画、数値を大きくするほどジャギーが目立つようになります。「最大」にしても中間色は出ますが、かなり2値ペンっぽいものが作れそうです。

50%くらいまではストロークの不透明度が下がる仕様のようで、かすれ具合にも影響しそうです。今後もう少し検証してみます。

新機能「レイヤーマスク」


新機能「レイヤーマスク」は、レイヤーにマスクを加えます。
使用するには、マスクしたいレイヤーをタップして表示されるメニューから「マスク」を選択。


レイヤーマスクが上に追加され、そこに描いた形状で下のレイヤーをマスクして表示します。
レイヤーを移動や複製・削除する際にも、レイヤーマスクと1組で編集されます。レイヤーを削除すればマスクも削除され、複製すればマスクと一緒に複製されます。

ちなみに、レイヤーマスクは1枚のレイヤーとしてカウントされるため、レイヤー数の最大植に達している場合追加できません。

↓つぎのページでは「AirPlayキャンバス」やギャラリー操作、iOS11機能を解説します。

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コメント

  1. 藤田欽司 より:

    アップルストア心斎橋店で、プロクリエイトを紹介されて勉強している最中です。色々な機能が搭載され、驚きの連続です。一生懸命勉強して十分使いこなせるように頑張ります!

    • Necojita より:

      藤田さんコメントありがとうございます!

      アップルストアいいですねー。地元に無いので一度行ってみたいです。
      意外と隠し機能も多いので使い込んでみてください。

  2. 匿名 より:

    いつもブラシ使わせてもらってます。
    自分では作れないので、また面白いブラシ楽しみにしてます!

    • Necojita より:

      匿名さんこんにちは。

      ペイントアプリはお気に入りのブラシが1つでも見つかると楽しくなりますよね。
      いいものを見つけたらどんどん紹介したいと思います!
      よろしお願いします。

  3. ひすこ より:

    検索から来ました。いつもプロクリエイトの記事を更新していただきありがとうございますm(_ _)m
    絵で実際に説明してくださってとてもわかりやすく、悩みが解決されました。

    自分のiPadProでは新しいカラーモードに対応していなかったことが判明しました。
    更新楽しみにしています(*^^*)

    • Necojita より:

      ひすこさんコメントありがとうございます!

      P3カラーは液晶が対応していないと選べないんですよね…。残念です。
      私もまだまだ勉強中ですので、新しい発見を記事にしていきたいと思います。

      よろしくお願いします。