「Procreate」のiPhone版アプリ「Procreate Pocket」に最新アップデート3.0がリリースされています。iPad版に比べてiPhone版では使える機能を制限されてきましたが、今回のアップデートで遂にiPad版とほぼ同じ機能が使えるように改良されました。
これでいつでもどこでもProcreateを思う存分楽しめますね。
iPad版で人気のテキストツールや「QuickShape」が全てiPhoneで使えるようになりました!
このアップデートで追加される主な新機能は以下のようになっています。
個人的にはQuickShape、テキストツールやブラシ共有機能が追加されたことで、iPad版アプリとデータを連携するのがかなり便利になりました。
- QcuikShape
- テキストツール
- 描画ガイド
- QuickMenu
- ゆがみワープなどの変形ツール
- クリッピングマスク
- キャンバスのリサイズ・切り抜き
- ブラシの入り抜きの改良
- 変形ツールでの画像補完
- ギャラリーのプレビュー
- レイヤーをGIFアニメーションやPNGやPDFで出力
- ブラシセットの共有
- 30秒タイムラプス
- レイヤー表示のジェスチャー
- そのほかインターフェースの改良
iPad版との細かな機能の違い
iPhone版アプリではApple Pencilに対応しないといったわかりやすい機能差のほかにもいくつか違いがあります。
まずインターフェースは明るいインターフェースしか選べず、暗いインターフェースは選べません。ジェスチャーコントロールのカスタマイズ項目もなし。
デバイスの性能差があるため扱えるキャンバスサイズやレイヤーの最大数なども異なります。
ブラシのサイズ・不透明度を変更するスライダーの間にある「□ボタン」も存在しません。一方で2本指・3本指でのタップ、3本指スワイプによるジェスチャー操作などはほぼ全て使用できるため、iPad版に慣れたユーザーは迷うことなく操作できるはずです。
QuickMenuの設定方法
新しく追加された「QucikMenu」機能は、画面をダブルタップすると起動できます。別のジェスチャー操作を割り当てることはできません。
「アクション」メニュー内の「環境設定」で「QuickMenuをダブルタップ」をオンにします。表示されるボタンをカスタマイズするには、タッチ長押しして表示されるリストから好きなものを選択。合計6個のボタンに機能を割り当てできるため、表示されているボタンが少ないiPhoneではかなり重宝する機能となるでしょう。
ただしダブルタップを「QucikMenu」で使用している間は、点をたくさん打つような描き方をしていると誤動作を招くため、状況に合わせて使い分ける必要はあります。
アプリのデータをiPadとiPhoneで連携して使える環境が整った
今まではiPhone版で作ったラフなどのデータをiPadで扱うことは可能でしたが、逆にiPadで作成したデータ(作品ファイルやブラシなど)をiPhoneに入れるにはかなり制約がありました。
バージョン3.0でiPhone版の機能がiPad版に追いついたため、出先ではiPhoneで作業して自宅ではiPadで続きをするような使い方も自由にできるようになるでしょう。
↓iPad版アプリはこちら。
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