AdobeからPhotoshopやIllustrator、iPadアプリのAdobe Lineなどで使えるカスタムブラシが作成できるアプリ「Adobe Brush CC」がリリースされています。
ブラシ設定には散布やインク量など細かい調整も可能。
Wacomスタイラスなどに対応しているところも注目です。
Adobeのアプリで使えるブラシを作成&共有
「Adobe Brush CC」はカメラで撮影したスケッチなどからオリジナルブラシを作れます。
作成したブラシはAdobe Creative Cloudで共有し、Photoshopなどで使えるようになる仕組みになっています。
アプリを起動したら、まずはAdobe IDでログインします。Adobe IDはメールアドレスやパスワードの設定などですぐに作成できます。無料で利用できるのでご用意下さい。
アプリにはあらかじめサンプルブラシがいくつか登録されています。
ブラシは「ライブラリ」を複数作成して、分類して保存しておけます。
画面上部の「マイライブラリ」をタップするとライブラリ管理パネルが表示され、そこでライブラリの追加や削除が行えます。
筆圧感知スタイラスに対応したテスト描画機能
ブラシを選択したら、カスタマイズ画面が開きます。
ここでは実際にブラシを試用しながら、細かく調整できます。Bluetooth接続で筆圧感知機能が使えるWacom Intuos Creative Stylus2など各種スタイラスに対応しています。
【対応iPadスタイラスペン】※確認したもの
・Intuos Creative Stylus2
・Intuos Creative Stylus
・Bamboo Stylus fineline
・Jot Touch with Pixelpoint
・Adobe Ink
・Pencil by FiftyThree(筆圧対応なし)
・Jot Touch 4(筆圧対応なし)
かなり幅広いスタイラスペンに対応していますが、現時点では接続しても筆圧を感知しないなど特に接続する必要がないものもあるようです。
登録されているブラシの中には、ブラシのヘッドやボディにそれぞれ素材を登録して使えるようなものもあり、Adobe Illustratorなどベクター系のアプリに適したものも用意されています。
iPadのベクタースケッチアプリと言えば「Adobe Ideas」があります。このアプリが対応してくれると一気に表現の幅が広がりそうですね。
カスタマイズしたブラシは、バージョンアップして「Adobe Photoshop Sketch」と改名したAdobe Sketchアプリですぐに利用できます。
これらの連携アプリの強化はAdobeがクラウド戦略に力を入れている証拠でしょうね。
いずれも無料で使えるアプリです。この機会にお試し下さい。
Adobe Brush CC – Photoshop、Illustrator、Adobe Sketch用のクリエイティブなブラシ (1.0.3) カテゴリー:仕事効率化 価格:無料 開発:Adobe |
Adobe Photoshop Sketch (2.0) カテゴリー:仕事効率化 価格:無料 開発:Adobe |
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