Procreateには塗り潰しツールとして「ColorDrop」という便利な機能があります。ただし、Photoshopのように塗り潰し範囲を細かく修正する機能がないため、塗り残しが出ることもあります。今回は鉛筆で描いた主線レイヤーの下のレイヤーに、隙間なく塗り潰す方法をご紹介します。
鉛筆の主線の上からきれいに塗り潰したい
塗り潰し範囲を調整する手順
塗り潰し範囲を調整するために、以下のような手順で作業します。リファレンスレイヤーの指定と解除は、レイヤーサムネイル上で2本指で右へスワイプです。
- 主線レイヤーをリファレンスレイヤーに指定する
- 主線レイヤーの下に塗り潰し用レイヤーを作成する
- 塗り潰し用レイヤーにColorDropで塗り潰し
- 塗り潰し範囲を修正
普通に塗り潰しを行うだけでは、上の画像のように隙間が出てしまいます。ColorDropには塗り潰し範囲を調整する機能(塗り潰しの後、指を画面から離さずにスワイプ)もありますが、鉛筆の線のような複雑な輪郭では塗り残しが起きやすいです。
「ぼかし」を利用して塗りの範囲を拡張する
まずは「調整」から「ぼかし(ガウス)」選択します。
ぼかしを加える強さは、キャンバス上で1本指を左右にドラッグして変更できます。主線の強さに合わせて5〜20%程度にするといいでしょう。
ぼかしが強すぎても線からはみ出してしまうので注意してください。
続けてぼかしを加えたレイヤーを、5枚くらい複製して下さい。これで、ぼかした範囲が濃くなります。後は複製したレイヤーを結合すれば完成です。
まとめて結合したいときは、ピンチインすると一度にまとめて結合できます。
きれいに塗り潰しが完了して、レイヤーを整理した状態がこちら。
塗り潰しを多用する人は活用してみはいかがでしょうか。また上記の方法はキャンバスサイズや主線の太さによっては、期待通りにいかないこともあります。
絵柄に合わせて使い分けていただければと思います。
Procreate(2.2)
カテゴリ: エンターテインメント, 写真/ビデオ
価格 : ¥600
開発 : Savage Interactive Pty Ltd
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