Tayasui Sketches 2に新機能を追加したアップデートがリリースされています。今回は一気に4つのツールを追加するなど大きな変更が含まれています。
乾燥機能を活用した水彩ブラシなど新機能を解説していきます。
(以下の記事は有料版の機能を前提としてご紹介します。)
新たに4種類の便利なツールを追加
カッターなど4種類の新しいツールが追加。水彩の表現力をアップさせる乾燥機能などと組み合わせれば、今まで以上にアナログ感の演出の強いイラスト作りができます。
新しい4つのツール
- カッターツール(選択範囲を切り抜いて拡大縮小移動)
- ぼかしツール(2種類のぼかし)
- 定規ツール(垂直水平と45度に固定して描画)
- インクブラシ
乾燥機能を加えたバージョンアップした水彩ブラシ
水彩ブラシには太さが変化する小ブラシ、新しい乾燥機能付き濡れた水彩ブラシ、すぐに乾燥する水彩ブラシなど4つのモードが用意されています。
上から3つ目は本来は水ブラシのはずですが、不具合のため濡れた水彩ブラシが誤って2つ表示されてしまっています。そのうちに修正アップデートされるでしょう。
濡れた水彩ブラシは、右下に表示される乾燥ボタンを押すまではブラシを重ねても色面がなめらかに繋がります。(レイヤーを切り替えたり別のツールを使うと自動で乾燥する場合あり)
乾燥した色面はやや色が濃くなり、境界がくっきりします。
さらに点を打つように画面にペンを置くと「水彩の滲みのスタンプ」が描かれます。スタンプの形状はランダムに表示されるようになっていますので、アナログ感を出したいときに活用するといいでしょう。
カッターで切り取って拡大縮小回転も自在
カッターツールを使えば、キャンバスの好きな箇所を切り抜いて移動や拡大縮小回転が行えます。
使い方はカッターツールを選び、編集したい箇所をペンで囲みます。あとは点線で表示される範囲を2本指で拡大縮小したり回転できます。
カッターツールを長押しすると、レイヤー上の描画を自動で全て選択できます。
選択中に2本指でドラッグすると複製できます。
定規ツールは他のブラシと組み合わせて
定規ツールはカッターのアイコンをタップすると赤く点灯しますので、そのまま好きなブラシを選択して描きます。
定規ツールをオフにしたいときは、アイコンをもう一度タップします。
定規ツールでは水平垂直方向でのみ描画できますが、基本設定で45度の斜め線を描くようにする設定もあります。
Apple Pencil対応でiPad Proで使っても楽しい
Apple Pencilにも対応していて、iPad Proで筆圧機能やパームリジェクションが利用できます。鉛筆ツールなど一部のブラシでは傾きにも対応します。
9.7インチiPad ProとAppel Pencilの組み合わせを試しに使ってみた感じでは、パームリジェクションが甘いのと筆圧の調整機能がついていないなど気になるところもあります。
イラスト制作アプリとして、画材を選んでぱっと描ける楽しさに溢れたアプリですので、無料版から気軽に遊んでみてほしいと思います。
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