ペイントアプリ「Artstudio Pro」がバージョン3.0にメジャーアップデートしています。今回のアップデートではインターフェースが大幅に改良され、iPadでの使いやすさが向上しています。また標準ブラシも改良が加えられ、Photoshopブラシをインストールしなくても、すぐに本格的なイラスト作りができる環境が整っています。
インターフェースからブラシまでアプリの使い勝手を見直したバージョン3.0リリース
「Artstudio Pro」はiPad、iPhone、Macと3つのプラットフォームでシームレスに使えるペイントアプリです。Photoshopのブラシ、カラー、パターンな
どのインストールに対応するなどiPadでのPhotoshop環境の再現に特化したアプリでもあります。
今回のアップデートでは良い意味で”Procerate化”が進んでおり、ツールバーの配置やフローティングパネルの採用などインターフェースの刷新が行われています。
レイヤーやブラシなどツールパネルが開きっぱなしで移動できる!
インターフェースの刷新により各ツールに内容を表示しているパネルは、開いたまま画面上に配置できる(フローティングパネル)ようになりました。特にブラシとレイヤーを表示したまま好きなところに置いて置けるのは作業効率に大きく貢献するはずです!
11インチクラスのiPadだとパネルを行くつも開くと画面が狭くなりやすいですが、12.9インチiPad Proだと存分にこの機能を活かして作業できるでしょう。パネルを移動するには端をドラッグすればOK。下部にバーが表示されているパネルでは上下にドラッグしてサイズを変更できます。
豊富な標準ブラシですぐにイラスト作成を始めよう
標準ブラシの種類も大量に増えてブラシをネットから探して来なくてもすぐに幅広いテイストの絵が描けます。ブラシはカテゴリ分けされており、ぱっと見てわかりやすくなったのもProcreateっぽいUIを採用したからでしょうか。選びやすくなっています。
カリグラフィ、油彩、水彩、テクスチャなど22種類のカテゴリごとに複数のブラシが登録されています。
サイドバーの切り替えでブラシ調整とカラーパレットに素早くアクセス
サイドバーは通常はブラシのサイズ・不透明度(ブラシ設定によってはフロー)を調整できるスライダーが表示されていますが、上部のボタンをタップすることで素早くカラー調整バーに切り替わります。
画面の小さなiPadモデルでも快適に使えるように、特に縦方向で使うユーザーにとって便利な機能ではないでしょうか。
Procerateに対してのArtstudio Proという選択肢
上部ツールバーには好きなツールを配置して置けるなど、他にもカスタマイズ性を高めたインターフェースへと進化しました。
「Artstuido Pro」は同じくiPadで人気のペイントアプリ「Procerae」を強く意識しています。インターフェースについては見た目を合わせていますが、機能面ではより使いやすく改良されている部分もあり、アプリが英語である点のみ受け入れることができれば「Procerate」に不満のあるユーザーにとっての選択肢として十分な機能と魅力があると思います。
バージョン3.0になった機会にアプリに触れてみてはいかがでしょうか。
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