スケッチ用途でiPad ProとApple Pencilを購入する人は多いと思いますが、手書きメモ端末としてももっと注目されるべき端末だと思います。特に9.7インチはサイズ的にも向いています。
今回はPaper – FiftyThreeをメイン手書きメモアプリとして使用してみて、気付いたことをまとめてみました。
9.7インチはちょっとしたメモを残しやすい
過去に「iPadの手書きメモアプリを使い分けるのにちょうどいい3種類の分類法」という記事を書いていますが、やはりデジタルであっても1ページ内に残せる文字数はある程度決まってきます。
Paperは比較的ページサイズが小さくちょっとしたメモにぴったり。iPad Proでも使用頻度が1番高いメモアプリです。
ペンのサイズを調整できないことは不便なときもありますが、余計なことを考えなくてもいいのでアイデアをすぐメモする目的に合っていると言えるでしょう。
1ページのサイズ感覚
12.7インチと9.7インチのiPad Proで作った手書きメモを比べると、同じアプリでも1ページあたりの文字数は9.7インチの方が少なかったです。
デジタルであっても液晶サイズの違いで1ページのサイズ感覚は違ってくるようです。
アイデアを活用する
iPad Proで作るメモは「思いついたアイデアをすぐメモする」「少し具体的な内容を箇条書きする」ような使い方が最も多く、そういうメモを作るなら9.7インチはちょうどよいサイズだと思います。
PaperはSplit Viewに対応していないので、メモを見ながら作業したいときには、画像として書き出したりEvernoteに保存して見直したりすることもあります。
写真を読み込んで注釈を入れるのにも最適
写真を読み込んでそれに手書きで注釈を入れるのも簡単です。
手書きの図形や矢印を自動的に補正する機能があるので、仕事で使うようなきれいに仕上げる必要のあるものでも対応できます。
PDF書類に書き込むときは、GoodNotes 4やPDF Expert 5を使うようにしています。
過去のメモを見直すタイミングを作る
「記憶に残るiPad手書きメモを作るための8つのコツ」という記事で書いた通り、手書きメモは後で見直すことが大事です。
デジタルデータとして残したものは、記憶として残りにくいと言われていますので、なるべく同じアプリを続けて使うようにして、過去のデータを見直すようにしたいですね。
Paperではタイル状に過去のメモが並ぶので、比較的見直しやすい方だと思います。
最近のアップデートでiPhoneに対応し、どこでもメモを見直せる環境が整っているアプリです。iPad ProではAppleのメモアプリしか使っていないという人や、手書きメモを始めたい人にはまずPaperがおすすめです。
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