Apple Pencilに最適化されている手書きメモアプリ「Paper – FiftyThree」がバージョン3.6へアップデート。メモの管理画面も新しくなり、検索機能など便利な機能も追加されました。
Apple Pencil使用時のペンの書き味も元どおりになっています。
メモの管理画面が大幅に変更されました
バージョン3.6の新機能
この更新では、Paper に手軽なナビゲーションサイドバーが導入され、作品の検索やブラウズが素早くできるようになりました。カードのプレビューも改善され、作品が全画面表示できるので、間違ってついマークしてしまうことなしにスワイプしてカード間を移動できます。この更新には、Apple Pencil 向けのインク機能拡張や、指を使ってカットアンドペーストできるようにするタッチペン設定オプションも含まれています。
サイドバーと検索
基本的なナビゲーション構造をより効率的なものに設計し直し、検索機能を追加しました。長距離走というよりも短距離走のように素早く、作品の間を移動できるようになりました。全画面プレビュー
全画面表示で作品をスワイプ。Paper のプレビューを大きく、美しくして、詳細を表示するために編集モードに入らなくても済むようにしました。インク機能拡張
ユーザーからのフィードバックにより、Paper のインクを Apple Pencil に合わせて変更しました。Write ツール向けに、以前のインクパレットと透明度レベルが復元されました。Draw ツールでペンを寝かせて描画したときの感圧応答が改善されました。指で素早くカットアンドペースト
「シザーハンド」と呼ぶ機能により、FiftyThree の Pencil または Apple Pencil を Paper に接続した際に、キャンバスに指を触れると自動的にカットツールを使用するオプションが選択できるようになりました。選択したインクツールを使用してタッチペンで描画や書き込みができ、スケッチの一部を指で素早くカットおよび移動できます。Paper を使用してメモをとったり図を配置したりする場合、これは特に便利です。この機能をオンにするには、「Pencil 設定」ダイアログに移動して指のオプションのリストで「カット」を選択します。
今までの呼び方が変更されて、メモ(アイデア)はカードに、スペースはグリッドという名称に変更されます。
メモのプレビューが全画面表示となり、メモの閲覧時の操作ミスも少なくなります。
サイドバー導入と検索機能でメモの管理が便利になった
メモをグリッド表示した画面で、右から左へスワイプするとサイドバーが表示されます。サイドバーはタブを切り替えるように、別のグリッドに移動したり、目的のカードを検索したりできるようになっています。
サイドバーのグリッドタイトルをタップ長押しすると「グリッドの並べ替え」画面が表示されます。
Apple Pencilでのペンの書き味が戻ってきた
前回のアップデートのときにApple Pencil使用時のペンツールのストロークが変わってしまいましたが、今回のアップデートで元に戻っています。
個人的にもペンツールは手書きメモで使用頻度が最も高いので、変更されてから途方に暮れていました。(仕事で使われていた方も困っていたのではないでしょうか?)
元に戻って本当に嬉しいです。
Apple Pencilでのレスポンスを考慮しての変更だったのかもしれませんが、やはり書き味が違うとアプリを使うモチベーションも下がってしまうため慎重に対応してほしいものです。
シザーハンドで素早くカットツールを使う
新機能「シザーハンド」として、Apple Pencil使用時に指モード(ペンと指で別々の機能をあてるもの)にカットツールが指定できるようになりました。
新機能を使うには、まず画面左上のユーザーアイコンをタップして表示される「アプリ設定」でApple Pencilの項目をタップ。
指での操作に「カット」選べばOKです。
誤動作が気になる方は「なし」を選んでおけば、書くことに集中できるでしょう。
ちなみに「ブレンド」は、ぼかしツールとなります。
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以上で今回のアップデート内容の解説は終わりです。
描画ツールに関しては過去の記事でも解説していますので、ぜひご覧ください。
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