Adonit Snap 製品レビュー | iPhone向けに作られた最も薄いアクティブスタイラスペン。リモートシャッター機能も搭載


iPhone史上最も薄いアクティブ方式のスタイラスペン「Adonit Snap」が10月25日から発売されます。ギリギリまで薄くデザインされた本体は、iPhoneと一緒に持ち歩くのにもぴったり。
リモートシャッター機能もあり、クリエイティブなユーザーにおすすめの1本です。

驚きの薄さと携帯性を実現したiPhone向けアクティブスタイラスペン


今までiPhoneやiPad向けに多数のスタイラスペンを発売してきたAdonit社が、「今のiPhoneユーザーに必要なもの」を考えて作り出したのが「Adonit Snap」です。
ほかのスタイラスペンにはない斬新なデザインと機能を1本に凝縮。高い技術力で美しい1本に仕上げています。

電源スイッチを入れてすぐに使える


今回のレビューに使用した製品はAdonit社から提供されています。
カラーはブラック・ホワイト・ローズゴールドの3種類。レビューではホワイトを使用しています。
ペン先が1.9ミリと細くても感度がよいアクティブ方式を採用。アプリに関係なく電源を入れたらすぐに使用できるタイプです。

充電はマイクロUSBコードを使用


側面にあるボタンを少し押し続けると、グリーンのランプが点灯して電源がオンになります。しばらく使用しないと自動でオフになりますが、再度ボタンを押し続けると手動でオフにできます。(ランプがレッドに点灯する)


付属しているUSBコードで充電で行います。市販のUSB-マイクロUSBコードならどれでも使用できます。
ペンにコードをつないで見るとわかりますが、USBコードと同じくらいの厚みしかありません!本当に薄くて軽いです。
1時間の充電で約7時間程度の連続使用が可能です。

iPhoneと一緒に持ち運べる


パッケージに付属されている粘着テープ付きの金属プレートを、iPhoneケースの背面に貼り付けます。


金属プレートとAdonit Snapに内蔵されている磁石がくっついて、iPhoneと一緒に持ち歩くことができます。
常にiPhoneにペンをくっつけて持ち歩く、というよりもペンを使っているときの一時的なペンの置き場として使うと便利でした。

アプリで写真の上にペンを走らせる


アクティブ方式のペンはどれでも、ペンを傾けるとどうしても描画位置のズレ(ペン先と描画される位置がずれる)が発生します。アクティブ方式では仕方ないことなのですが、解決策としてはペンを立てて使うようにしたり、画面をズームして使えば比較的ズレを気にせず描けます。精度を求める使い方のときにはちょっと工夫してみるといいですよ。

感度が良くてペン先も細いので、精度を求めてしまいがちですが、あまり期待しすぎるとガッカリしてしまうかも。ある程度ラフに使うつもりで選ぶのがよいと思います。

画像編集やゲームのプレイにも活用できる


画像編集のときにもスタイラスペンは便利です。「Stick’It」のような写真を切り抜いてコラージュやスタンプを作るとき、編集する範囲を選択しやすくなります。
また、Snapseedのようなブラシで画像加工できるアプリでも威力を発揮します。指で行うときと違って、加工しながらでも画面が見やすく、編集した箇所を確認しやすいなどのメリットがあります。


最近はスタイラスペンをゲームのために購入される方も増えています。「Adonit Snap」でもパズルゲームなど細かい操作が必要なゲームアプリでは、画面が見やすく快適にプレイできました。

リモートシャッター機能はかなり便利


「Adonit Snap」の目玉機能の1つがリモートシャッターです。iPhoneにBluetooth接続すれば、カメラアプリのリモートシャッターとして活用できます。
自撮り写真のときに使ったり、集合写真を撮るとき、三脚を使ってブレなく撮影したいときなどにかなり活躍してくれます。


Bluetooth接続の方法は以下のようになります。

  • 設定アプリを開いてBluetoothを選択
  • Bluetoothのスイッチをオンに
  • Adonit Snapの電源ボタンを押す
  • その他のデバイスで表示されたAdnit Snapを選択
  • 「ペアリングの要求」でペアリングを選択

お絵かきに使いたい人におすすめのアプリと設定


iPhoneでアクティブスタイラスペンを使用して細かく描きたい人には、「ArtStudio」がおすすめです。

アクティブスタイラスペンの描画位置ズレの癖をまず理解しておきましょう。アクティブ方式のペンは傾けると傾けた側にズレます。傾きが大きいほどズレも大きくなるため、できればペンを立てて使うようにします。また画面端でもズレやすいので、端を描くときはキャンバスを中央付近に移動させて描くようにしましょう。


「ArtStudio」を使うと描画位置を好きな位置にずらす「オフセット」機能があります、これを利用してペンを傾けても一定の角度で使えば安定して使えます。
オフセットで位置を調整するときは、1ピクセル単位の数値を入力します。よく使う角度でペンを持ってから、描きながら調整するといいでしょう。

 

Adonit Snapは持ち歩いて楽しいペンでした


「Adonit Snap」を初めて手にしたときは、その薄さに驚きでした。さらにiPhoneにくっついたときの一体感は素晴らしい。
まさにiPhoneのためのスタイラスペンと言えるでしょう。

ペンに関しては同様の性能を持った「Adonit Dash」もありますが、やはりiPhoneと持ち運ぶにはサイズが大きめです。また、画面に接触したときにカチャッと音がしないように改良されています。

Adonitの技術が凝縮された1本だと思いました。
欲を言えばペン先の精度を少しでも上げる改良を、今後も続けて欲しいですね。今回のレビューは以上です。

Adonit Snap 対応機種
iPhone 5とAndroid 5.0以降の端末
リモートシャッターにはBluetooth 4.0以降を使用

製品は一般の電気量販店、Amazonなどでご購入いただけます。

 

Adonit社製のほかのスタイラスペンについてもレビューを行なっています。ぜひチェックしてみてください。

 

コメント

  1. 山田 千恵 より:

    スナップボタンを押しても、シャッターがきれません。上記の手順通りに行い、ペアリングを押して、接続済になっていますが、全く、写真がとれません。ちなみに、ペンとしては使用できます。押し方なのか、押す場所(?)なのか、教えてさい。 山田千恵

    • Necojita より:

      山田様

      コメントありがとうございます。
      Adnit Snapにはボタンが1つだけですから、間違うことはないと思います。
      ペアリングできていれば、ほかに設定も不要です。

      あとはご使用されている機種が、Bluetooth4.0対応かどうかをご確認ください。
      iPhoneはiPhone5以上、Androidでは機種によって違います。

      ほかにはスマホを再起動するか、Adonit Snapの電源をオンオフするなどお試しください。

  2. 桜☆彡 より:

    iOSバージョン10にしてしまうと、対応ではなくなってしまう様です。

  3. 桜☆彡 より:

    iOSバージョン10にしてしまうと、カメラのシャッター機能が使えない様です。
    お店でも動作確認をしてもらって、返品させてもらいました。

    • Necojita より:

      ご報告ありがとうございます。

      ご使用のiOSのバージョンは最新の10.3.1でしょうか?
      私の手元にあるiPhone6Sで試してみたところ問題なく使用できました。
      iOSのバージョンによっては不具合があるのかもしれませんね。