ペイントアプリProcerateのバージョン4.0の公式ガイドブックがiBooksにて配布開始されています。
今までと同じく英語版のみになりますが、一通り見ておくと新しい発見があるかもしれません。
新しく追加された便利なジェスチャー操作など、見落としていた機能をいくつかご紹介します。
カラーパレットのジェスチャー
4.0では4種類のパレット表示を切り替えて使えるようになりましたが、その中で「ディスク」に2種類のジェスチャー操作がありました。
1つは彩度の円の中央や外周付近をダブルタップすると、正確な中心を選択したり、外周を45度間隔で選択できます。
タッチ操作だけでも特定の色を素早く取得しやすくなります。
2つめは、彩度の円をピンチアウトすることで大きく表示できます。
こちらはバージョン3.0でも対応していた機能ですが、4.0でも使用可能になっています。
拡大表示しても上記のダブルタッチジェスチャーは使用できます。
選択範囲の再読み込み
一度解除した選択範囲をもう一度読み込み直すことができる操作です。
選択ツールのアイコンをタッチ長押しすると、前に作成した選択範囲が再読み込みされます。
透過PNG画像を出力する方法
こちらもバージョン3.0から使える機能ですが、レイヤーの背景を非表示に(表示チャックボックスを外す)して作品をPNG出力すると透過PNGになります。
さらにバージョン4.0では、レイヤーを「ファイル」など他のアプリにドラッグ&ドロップすれば透過PNGで出力できます。
Alphaロックしたレイヤーを塗りつぶす
Alphaロックしたレイヤーに対して、「レイヤーを塗りつぶす」機能を使うと、描画部分をきれいに塗りつぶすことができるそうです。
ライブブロードキャスト中はアイコン長押しでストップ
Youtubeなどへのライブブロードキャストを行なっている際に表示されているカメラのアイコンは、長押しするとメニューを表示させずにすぐ放送をストップできます。
AirPlayキャンバス機能でキャンバス全体をAirPlayできる
「AirPlayキャンバス」機能をONにした場合、AirPlayしたとき画面のミラーリングではなくキャンバス全体を表示するようになります。ツールも非表示です。
これを利用すれば、制作中のイラストをプレビューしながら描けるいわゆる「2窓」っぽく使うことも可能ですね。
残念ながらiPadにiPadの画面をAirPlayするのは不可能なので、小型のWinタブなどを活用できそうです。
Size Compressionの設定
Apple Pencilのチルト(傾き)の設定に新しく「Size Compression」が追加されています。
この設定をONにすると、Apple Pencilを傾けて描くときに、カーブで線の太さが変化します。
実際の鉛筆の筆致を再現した設定と言えますね。
以上、Procreate4.0の公式ガイドからちょっとしたTipsをご紹介しました。
↓iBooksの公式ガイドブックのダウンロードはこちらからどうぞ。
Savage「Procreate Artists’ Handbook」
https://itunes.apple.com/jp/book/procreate-artists-handbook/id1069228674?mt=11
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