イラスト作成や画像加工で使えるアプリ「Procreate」が2.3にバージョンアップしています。今回は主に不具合修正と細かなツールのデザイン修正がメインです。
しかし「明るいインターフェース」の追加など、ちょっとした新機能もあります。
イメージを一新した明るいインターフェースを追加
Procreateに初めてインターフェースの変更機能が追加されました。黒のイメージの強いアプリですが、バージョン2.3から白っぽいインターフェースに切り替えできます。
インターフェースの切り替えは、左上のスパナのアイコンタップし、「アクション」パネルの中の環境設定 →「明るいインターフェース」のスイッチで行えます。
インターフェースは好みで選ぶものですが、キャンバスの色合いに合わせて見やすい方を使い分けるのもいいかもしれませんね。
遂にWacom Intuos Creative Stylus 2が正式対応へ
今回のアップデートでもAdonit、Wacom、FiftyThree製のBluetoothスタイラスペンに対応するためのSDKが最新のものに変更されています。
Wacom IntuosCS2をiPad 4上でテストしてみたところ、線は比較的なめらかで「ライティングスタイル」を選ぶことでズレを調整できます。個人的にはiPad横位置では「右利き、下」に設定するとちょうどよかったです。
Procreateではアクティブ方式のスタイラスペンと相性が悪いため、パームリジェクション機能は使用できません。
一方でiPad Air 2については、Wacomから非対応と発表されているため接続できますが、今までと同様に「サポートできない」と表示されています。
実際にiPad Air 2で使用してみると、やはり線の途切れが出やすい状況は変わっていません。
iPad Air 2の液晶画面は過去のiPadとは違うため、仕方ないことだと思いますが少し残念ですね。
(Adonit製のペンは対応するようになっているのですが…。)
Procreate 2.3対応のBluetoothスタイラスペン一覧
- [Wacom] Intuos Creative Stylus 1&2、Bamboo Stylus fineline
- [Adonit] Jot Touch 4&Pixelpoint、Jot Script 1&2
- [FiftyThree] Pencil
- [Adobe] Adobe Ink(Adonit Jotで接続)
- [TenOneDesign]Pogo Connect
- [Hex3]Jaja
※iPad Air 2では一部サポート外。iPad 3以降の端末が対象です。
パームリジェクションを完全にOFFにするモードが追加
iPadの設定アプリからProcreateの設定を変更できます。バージョン2.2で追加されたパームリジェクションですが、拡大縮小などのジェスチャー操作の精度に影響が出るようで、今回からは基本OFFに設定されます。
手のひらを置いてスタイラスペンを使えるパームリジェクション機能を使いたいときには、この設定を変更します。(iOS8に対応した機能です)
「パームサポートのレベル」をタップ、その後「パームサポート詳細モード」もしくは「パームサポート(標準)」を選びます。
「パームサポート詳細モード」は手のひらとして検出するタッチ面積を大きめに取ります。やや強めのパームリジェクションです。「パームサポート(標準)」では少し控えめのパームリジェクションです。
多数の不具合修正で安定して使えるアプリに進化
Procreate 2.2ではいくつも不具合がありましたが、今回のアップデートでしっかり修正されています。なぜバージョン2.2で不具合が多く出たのか定かではありませんが、iOS8対応や新プログラミング言語対応などiOSの変化に伴うものだったのかもしれません。
全体的に細かい調整も行き届いており、安定して使えるアプリになったと思います。ぜひアップデートしてお絵かきなどお楽しみください。
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