変形ツールの強化など複数の新機能を追加した「Procreate」4.1アップデートに修正版がリリースされています。バージョン4.1.2では一部の端末で変形ツールの動作が激しく重くなる不具合の修正、直線ツールの仕様変更などが加えられています。
▼バージョン4.1の主要な新機能の解説はこちらの記事をご覧下さい。
Procreate 4.1アップデート | パースや対称で描ける「描画ガイド」、「ワープ変形」「ゆがみフィルター」などイラスト作りの幅が広がる新機能を追加 | iPad Creator
変形ツールが激しく重くなる不具合の修正
第1世代iPad Proなどの端末で、日本語を含むアジア圏の言語を使用していると変形ツールの挙動が不安定になる不具合がありましたが、アップデートでしっかり修正されています。
バージョン4.1にアップデートして、変形ツールがガクガクと不安定な動作になってしまい、落胆された方も多かったのではないでしょうか。バージョン4.1.2では以前のような滑らかな変形や移動が可能ですから、安心して使えると思います。
Quick Line(直線ツール)の仕様を変更
バージョン4.1ではストロークをQuickLine(ドローしてすぐ指を離さずに少し待つ)で直線化したとき、すぐに青い編集ポイントが表示されるように変更されました。便利な仕様ではありますがこの方法だとたくさん直線を描くときには逆に手間がかかります。
今回のバージョン4.1.2では、編集ポイントは「元に戻す」を行ったときにのみ表示するように変更されています。
「元に戻す」ボタンは、ブラシのサイズ・不透明度を調整するスライダーがあるサイドバーの下に表示されています。タッチジスチャーで行うなら画面を2本指でタップすれば実行できます。
ブラシの詳細設定に新しい項目が追加
バージョン4.1で追加されていた「輝度のブレンド」について解説しておきます。この設定項目はぼかしツールを使用するときのみ効果があります。
「輝度のブレンド」はデフォルトではOFFになっています。ぼかしツールで使うブラシの設定ウィンドウを開き、「一般」→「ブラシの動作」内で操作できます。
「輝度のブレンド」をONにしていると、ぼかしツールで色がブレンドされる際に濁りが少ない混色が可能です。特に高彩度の色の混色で違いが出るようですが、好みで使い分けるといいでしょう。
ブラシシェイプとグレインのフィルタリング設定には、新しく「クラシック」「読み込み済み」が使われています。デフォルトでは「なし」もしくは「読み込み済み」になっているはずです。
4.1にアップデートしてからブラシが変わったなと思われたときは、一度フィルタリング設定を「クラシック」にして試してみるといいかもしれません。
この機能については、詳しいことがわかりましたら後日追記します。
コメント