Procreateでオリジナルブラシを作るときに便利なテクニック解説(鎖ブラシのダウンロード付き)

iPadのお絵描きアプリ「Procreate」はブラシのカスタマイズ性の高さも大きな魅力です。今回はブラシを自作するときに知っておくと便利なちょっとしたテクニックをご紹介します。

実際にアプリで「鎖ブラシ」を作りながら解説していきます!

Procreateで簡単にオリジナルブラシを作る

カスタムブラシの定番?「鎖ブラシ」をProcreateで作りながら、ブラシを作るときの便利なテクニックを解説します。

正方形のキャンバスサイズを用意しよう

まずはギャラリー右上の「+」キャンバス作成パネルを開きます。左下にある「新規キャンバス」を選択しましょう。

ブラシのシェイプを描くためのキャンバスを作ります。Procreateでブラシに登録できる画像の比率は 1 : 1 の正方形なので、「新規カスタムキャンバスサイズ」として適当な大きさの正方形キャンバスを登録します。

あまり大きな画像は不要なのでひとまず1000×1000pxで作成します。

一度作った新規キャンバスはリストに追加され、次回からすぐに選べるようになります。

Procreateで描いた画像をクリップボードから使う

キャンバスが用意できたら使用するシェイプ(ブラシの形状)を作成します。今回は鎖ブラシに使うための形状を描きます。

初めは黒色のシルエットでバランスを確認しながら描きます。

続けて光沢を加えます。レイヤーを「Alphaロック」する(サムネイルを右方向へスワイプ)とはみ出すことなくきれいに描きやすいです。

シェイプが完成したら、クイックメニューから「コピー」→「コピーが結合されました」の順番でタップします。

※クイックメニューに表示されていない場合、タッチ長押しでリストから登録してください。

ブラシ詳細設定パネルの右上の「+」ボタンをタップ。新規ブラシを作成します。表示されたパネル内のシェイプとグレインにそれぞれ好きな素材を選びましょう。

先ほど作成したシェイプを読み込むために「シェイプを選択」をタップします。

↓グレインとシェイプについては以下の記事で解説しています。

「ソースを選択」する画面で「クリップボード」をタップします。これで先ほどコピーした素材をブラシの形状として読み込めます。

シェイプとグレインの素材は反転できる

シェイプの読み込まれた素材はそのままでは白黒反転した状態になります。そこでサムネイルを2本指で1回タップします。

そうすると白黒を反転した状態で表示できます。

シェイプとグレインの素材は回転できる

読み込んだ素材の角度を変更したいときは、サムネイルの上で2本指をくるっとひねれば90度間隔で回転できます。

この鎖ブラシの場合は、左に出っ張りがあるほうがきれいに繋がるようなので180度回転させました。

ブラシのプレビュー欄で試し書き

素材の登録ができたら、あとは思い通りのストロークになるように設定項目を調整します。調整するときには、ブラシプレビュー欄に試し書きしながら行うと便利です。

鎖ブラシを作るときの調整箇所は2つだけ。

  • ストロークの描画 → 間隔 を適度に調整
  • シェイプの設定 → 回転を右端へ

これで鎖ブラシの完成です!

完成した鎖ブラシをぜひお試しください。

今回は思いつきで鎖ブラシを作ってみました。なんとなくアウトローなキャラに巻きつけたり、色々お試しいただければと思います。

(データの再配布、ファイルへの直リンクは禁止です。)

 
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