ペイントアプリ「Procreate」はブラシのカスタマイズ性が非常に高いのですが、そのぶん敷居が高いとも言えます。このページではオリジナルのカスタムブラシを作る方法をご紹介します。
まずブラシの基本となるシェイプとグレインや入りと抜きについて。
※記事の内容はバージョン3.1を元にしており現在の表示の違うところがあります。ご了承ください。
Procreateのブラシをゼロから作る
ゼロからブラシを作るには、まずブラシを選択するパネルの右上にある「+」ボタンをタップします。
そうするとシェイプとグレインを選択する画面に切り替わりますので、それぞれタップして読み込みます。
シェイプとグレインに使用する素材を選択します。アプリ内にはあらかじめ豊富な素材が登録されていますので、まずは「Proライブラリー」から選択しましょう。
はじめはシェイプはシンプルな円形で試してみるとわかりやすいです。
ではシェイプとグレインとは何でしょうか?
シェイプとグレインの違い
Procreateのブラシは、シェイプとグレインの組み合わせでさまざまなストロークを生み出します。
シェイプはブラシの輪郭に影響し、グレインはいわば模様のようなものです。設定をいじればもっと複雑に画材を再現できますが、まずはわかりやすく輪郭+模様と捉えてしまっていいと思います。
ブラシの「ストローク」パラメーターをいじってみよう
ブラシのシェイプとグレインが決まったら、少しパラメーターをいじってみましょう。
ブラシの詳細設定画面で左下の「ストローク」タブを選択してください。ここでは線のさまざまな動きを調整できます。
今回はその中で「ストロークの入りと抜き」を変更してみましょう。
ストロークの入りと抜き
そもそも入りと抜きとは何か?
つけペンや筆などでは筆圧を加えると先端が広がり弱めると細くなります。つまりペン先が変形することで線がダイナミックに変化するのです。
これを利用して線の描き始め(入り)と描き終わり(抜き)に力を抜いて線を細くすることで、余白と馴染みがよく美しい立体的に感じられる線が生まれます。
デジタルではスタイラスペンの先端が変形することは難しいためソフトで変化をつけます。そのために用意してあるのが「入りと抜き」の設定です。
ブラシの入りと抜きのパレメーターには、上記の画像のように4つのスライダーが用意されています。それぞれ右へスライダーを動かすほどに効果が強く出ます。
- 入り(描き始め)
- 抜き(描き終わり)
- 不透明度
- サイズ
入りと抜きのスライダーを右方向へスライドさせると、不透明度とサイズがそれぞれ変化します。
スライダーの強さは、入りと抜きの長さと対応します。
調整するコツとしては、入りよりは抜きの方が短く描画されてしまうことの方が多いので、抜きのパラメーターの方が強めに設定する方が均等になります。
試し書きしながら調整してみよう
ブラシの詳細設定画面の上部にある枠にはストロークのプレビューが表示されるので、これを見ながらカスタマイズするといいでしょう。
さらに枠の中で試し書きができますので、ぜひ活用してみてください。
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