Macを液タブ化できるアプリ「Astropad」をリリースしている「AstroHQ」から新しいカメラの使い方の提案です。今までAppleはカメラの便利な使い方から目を背けてきたとし、リリース予定のアプリ「Luna Dsiplay」にカメラをボタンとして用いるという斬新なアイデアを発表しています。
カメラの新しい使い方!カメラボタンでツールウィンドウを素早く表示
動画を見ていただけるとわかるように、カメラボタンの機能はとてもシンプルでわかりやすいものです。
iPadのフロントボタンをそっと指で隠すようにタッチします。するとアプリの設定パネルが画面端から出てきます。操作が終了すればもう一度カメラをタッチします。
まるでカメラがボタンのように動作する今回のアイデアは、画面全体をサブディスプレイのように使う「Luna Dsiplay」のようなアプリと相性が良いと言えます。
カメラボタンを利用することで画面上には全くボタンを配置しなくて済みます。
現在「Astropad」アプリでは黒い丸を画面上に配置。その丸をタップすることでショートカットボタンを配置したパネルの表示ON/OFFを行なっています。
カメラボタンが使用できるようになれば、このボタンを廃止してよりスッキリした画面で作業が行えるようになりますね。
カメラボタンの精度はどれくらい?
カメラをボタンにするアイデアは、他のアプリでも活用できるシーンはありそうですが、誤動作しないか?というところも気になりますね。
Energy Efficiency
In order for the Camera Button to work, the camera needs to be constantly processing while using the app. So we made it a design goal from the beginning to ensure that it doesn’t affect battery life. This meant writing very efficient code based on algorithms that prioritized energy efficiency. After the code was written, we optimized it meticulously to eliminate any bottlenecks. Today, the Camera Button requires less than 1% CPU to run.
User Privacy
Maintaining user privacy is critical, and that meant finding ways to anonymize data coming in from the camera. The solution: blur the camera images to the point of not being able to see any data coming in, so the only thing the camera registers is the amount of light coming in. Additionally, data coming in through the camera never leaves the iPad and is never sent to a server.
AstroHQのブログによると、カメラの明るさを判断して完全に光が遮断されたときだけボタンとして起動するようにテストを繰り返したそうです。
また、プライバシーを侵害しなようカメラから入ってくる画像には「ぼかし」フィルターをかけているとのこと。外部サーバーにデータを送ることもありません。
しかもカメラを使用していてもそのCPU負荷は1%以下にとどまるそうです。
時間をかけてカメラボタンの実用性と問題点を解決していることが伺えますね。
面白いアイデアですが、最終的にAppleの審査を通るのかも気になります。
iPadのフレームにまだこんな可能性が残っていたとは!と思わせてくれる秀逸なアイデアなだけにぜひ実現してほしいものです。
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