Procreate 5.1.5アップデート |「カラー変更」が塗りつぶしからすぐに選択可能に!QuickMenuにはフィルターの登録が追加

ペイントアプリ「Procreate」にバグ修正と機能改善を含むバージョン5.1.5がリリースされています。9月にリリースのバージョン5Xの機能を一部見直したアップデート内容となっており、「カラー変更」が選択しやすくなり、QuickMenuからフィルターの選択が可能になるなどの改良が加えられています。

「カラー変更」は塗りつぶし(ColorDrop)からすぐに使える

バージョン5Xがリリースされてすぐに削除されてしまった「カラー変更」は、QuickMenuの1項目に戻されていましたが、今回新たに「塗りつぶし」ツールからすぐに選択できるように仕様変更されました。具体的には、塗りつぶしの操作(カラーアイコンからキャンバスにドラッグ)をしたあと、画面上部に表示される「”カラー変更”を使って塗りつぶしを続ける」をタップします。

塗りつぶしから「カラー変更」に切り替わったら、あとは十時のカーソルの位置をドラッグして移動させるとその周囲を塗りつぶします。画面下の「フラッド」のスライダーで塗り範囲を調整(塗りつぶしの閾値とは違って選択範囲が滑らか)します。

「カラー変更」を使用中はカラーパネルを開いたままにして、色を変更しながら塗りつぶし範囲も変更できます。調整が完了したらペイントなどのツールを選ぶとカラー変更を終了します。

Photoshopと違い非破壊編集ができないProcerateにおいて、「カラー変更」の柔軟性はありがたい存在です。ぜひこの機会にお試しください。

QuickMenuにフィルターをレイヤーとPencilで登録可能に

QuickMenuには新機能のレイヤー&Pencilフィルターが選択できるように各項目が追加されています。QucikMenuのボタンをタッチ長押しで割り当て機能を変更します。

それぞれのフィルターはレイヤーかPencilのどちらかを選んで登録します。「調整」から選ぶと2ステップかかるところ、これなら1ボタンで起動できるようになります!専用のQuickMenuセットを作っておくとさらに効率化できるかもしれません。

カラーモードの後から変更に対応

CMYKやRGBのカラーモードの変更が、キャンバスの作成後に行えるようになりました。アクションパネルの中の「キャンバスの情報」をタップして「カラープロファイル」の項目を開きます。「利用できるカラープロファイル」のリストにあるものは変更が可能です。

カラープロファイルの変更はRGBかCMYKの範囲内で、という制約がありますのでやはり作品を作るときにしっかり決めておく方が良いかもしれません。

バージョン5.1.5 アップデート内容まとめ

New features:

  • You can now change color profiles after you have created your Canvas.
  • You can now add Layer and Pencil Filters to QuickMenu.
  • New and improved Recolor. Begin by ColorDropping and then tap Continue Filling with Recolor in the Notification bar and away you go!

Bug fixes:

  • Full Keyboard Access won’t cause Toolbars to become unresponsive.
  • Hold Duration works again!
  • GIFs no longer change background dimensions when exported.
  • FacePaint recordings won’t silently fail, and you can even record without audio now.
  • You can now dismiss your Gradient Map menu without causing the app to freeze.
  • QuickMenu won’t be invoked by Apple Pencil when set to Touch only.
  • Fix for Selection Color Fill locking up after undo.
  • You can now SwatchDrop from the Floating Color Companion without rearranging your swatches.
  • Performance improvements for Transform on large canvases.
  • Transform Fit to Screen behaviour with Magnetics toggled on is fixed.
  • Air 2 Selection improvements.

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