iPadで漫画・同人誌やイラスト向けに本格的なフォントが使えるサービス「mojimo」公式アプリがリリース [使い方解説]

最新のiPadOSで使えるカスタムフォント機能を利用したサービス「mojimo」の公式アプリがついにリリースされています。しばらくベータテストが続いていましたが、ようやくAppStoreにて配布開始されています。メディアなどで注目される高価なフォント(現時点ではまだ種類は少なめですが)を、手軽に30日間の課金だけで作品に使えるありがたいサービスです!

mojimoで大きく変わるiPadの同人誌・漫画制作のフォント環境

漫画制作アプリの「クリスタ」や「メディバンペイント」の登場によってiPadとApple Pencilがあればすぐに漫画・同人誌の制作ができるようになりました。iPad自体の価格も低くなり中高生や大学生のような高価なパソコンを用意できない、扱いに慣れていないユーザー層にとっても導入の敷居がかなり低くなっています。

一方でiPadのフォントの使用環境はずっとアプリ頼みで、使えるフォントはアプリに内蔵されているものだけでした。iPad本体にフォントをインストールすることもできなくはないのですが敷居が高く、結果として無料のフォントは使うけれど有料フォントを使うとなると手が伸びないことが多かったように思います。

そして昨年、iPadOS13からカスタムフォントと呼ばれるAppleStore配信の独自のフォント販売システムが用意されたことで、アプリを買うのと同じ感覚で自由にフォントを購入して漫画やイラストに追加することできるようになったのです。すでに「モリサワフォント」も同様のサービスを開始していますが、「mojimo」はフォントワークスが行っているため漫画やイラスト向けのフォントラインナップが充実しています。

mojimo - プロ仕様の日本語フォント
mojimo – プロ仕様の日本語フォント (1.0)
デベロッパー:
価格:無料 (2020/08/06)
互換性:iOS13.0以降 iPhone/iPad対応

アプリをインストールするだけで無料で1書体が使える!

「mojimo」アプリをインストールすると特典として1書体が無料で提供されます。提供されるのは「筑紫アンティーク丸ゴシック Beta」という書体で無料でダウンロードできます。購入が済んだら右端にある「すべてインストール」ボタンをタップするとiPadへのインストールが行われます。

iPad版クリスタで実際にインストールしたフォントを使うには、フォントのツールプロパティで「端末のフォントから追加」をタップします。フォントの種類がたくさんあるので検索窓にフォント名を入力して探してみてください。フォント名をタップするとフォントのリストに追加されます。

無事に「筑紫アンティーク丸ゴシック Beta」を使うことができました。丸みがあり可愛い文字ですね。イラストや写真に添えるといい感じになりそうです。

月額120円で3書体が使える便利なサービスも

有料版のサービスとしては現在「mojimo-select for iOS」が利用できます。

こちらは120円で30日間利用可能で好きな3書体を選んでダウンロードできます。選べる書体は全部で26書体。注意したいのは3書体ごとに課金するのではなく120円で使える書体は3つに固定されます。

契約する際には利用規約に目を通しておきましょう。ちなみにアプリをアンインストールすると利用期間中でも購入フォントは使えなくなります。

リストの中から3書体を選んだら右端の「購入する」ボタンをタップします。

「すべてインストール」ボタンをタップするとフォントがインストールされます。フォントのリストから個別にフォントをインストールすることもできますが、基本的にはすべてインストールしてしまってよいと思います。

価格も手頃でアプリも使いやすい!種類が増えることを期待したい

現在カスタムフォントを扱えるアプリはクリスタやiWork(Pagesなど)、iPad版Photoshop、Affinity Deisgher/Photo、Luma Fusionといったアプリに限定されています。また、選べるフォントやプランの種類も少ないのでこれから増えていくことを期待して待ちたいですね。

↓自分でフォントをインストールして使いたい方はこちらをチェックしてみてください。

iPadフォント
スポンサーリンク

コメント