「Procreate」アプリではQuickShapeと呼ばれるジェスチャー操作を使って簡単に直線や円などの図形を描くことができます。この機能はiOSの機械学習を用いており、描いた線から図形を自動的に判別します。後から変換する図形を変更したり細かく調整が可能です。
またグラデーションは「調整」にある画像フィルターを応用すれば作成できます。
QuickShape機能を使って直線や図形を描く
QuickShape機能とはフリーハンドで描いた線を自動で図形や直線に変換してくれる機能です。Procreateの初期設定であれば線を引いてそのまま画面にペンをつけて少し待ちます。そうすると線が補正されます。
直線や図形に変換されたあとは、上部に表示される青いボタンをタップするとさらに図形を変更したり、編集ポイントをドラッグして線を動かすことができます。図形の変換候補は、描かれた線をアプリが判別し近いものをいくつか表示する仕組みとなっています。
対応する図形の種類は以下の8種類。
- 直線
- 円弧
- 円
- 楕円
- 四角形
- 長方形
- スクエア
- ポリゴン
QuickShapeで作った図形を拡大縮小・回転させる
青色の編集ポイントではなく、線の上をドラッグすると拡大縮小と回転ができます。線でも点でもない場所をドラッグすると図形を移動できます。描いた図形が小さいと操作が難しいの画面を拡大してから行うとよいでしょう。
直線や図形を垂直水平・15°間隔の角度にスナップする
QuickShapeに変換されたあと、Apple Pencilで描いて押さえたままでもう片方の手で画面にタッチしたままにしてドラッグすると、線や図形の角度を垂直・水平や15°間隔でスナップします。同時に描いた図形が四角形のときは正方形に、円に近い場合は正円に変形します。
この方法を用いることである程度正確に、図形を作成することが可能です。
QuickShapeを使用するには「描画して押さえたままにする」方法でも十分使いやすいのですが、線の入り抜きをきれいに出すためには、別のジェスチャーやQuickMenuを用いることで解決できます。
ジェスチャーコントロールを開いて、「□をタップ」や「Apple Pencil(第2世代のみ)をダブルタップ」などを追加登録しておくことをおすすめします。
フィルターを利用してグラデーションを作る
グラデーションを作る機能はProcreateにはありませんが、「調整」のぼかしフィルターを利用して手軽に作成できます。
ColorDrop(バケツツール)でキャンバス全体を塗り潰します。右上端にあるカラーアイコンをキャンバスの上までドラッグして指を離すと塗りつぶしできます。
次に変形ツールに切り替えたら、適度な大きさになるようにドラッグします。ここでは大体半分くらいのサイズになるように変形しました。
「調整」を選んでぼかし(ガウス)を使用します。
ぼかし効果を大きくすれば(キャンバス上で指を左右にスライドで調整できます)より滑らかなグラデーションになります。これでグラデーションの完成です。
グラデーションは「調整」のブラーを用いてもできますが「ぼかし」の方が滑らかに作れるようです。
以上、図形やグラデーションの作り方解説でした。
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