次世代の紙とペンを巡る戦い。Adobeも参戦したiPadスタイラスペンと手書きメモアプリの現状

memopen
今iPadでは大手メーカーが手書きメモ・スケッチアプリとBluetooth接続型の高機能スタイラスペンを続々と販売しています。
手書きメモアプリを提供するメーカーにとって、スタイラスペンはより快適な手書きメモ体験を提供できるだけでなくユーザーを囲い込む効果もあるようです。
iPadにおける「紙とペン」の現状をまとめてみました。

iPadは次世代の紙とペンになりうるか

2
AppleはiPad上でBluetooth接続のスタイラスペンをどのアプリでも使えるようにすることを拒んでいます。よってスタイラスペンを使用するにはアプリに対応するSDKを入れる必要があります。

新しい機能を持ったスタイラスペンを開発するには対応したアプリが不可欠であり、アプリにとっても高性能なスタイラスペンは大切な存在です。
結果として両方を開発できるメーカーが今後も勢力を拡大していくような気がします。

以下に最新の5種類の手書きメモアプリとスタイラスペンをまとめてみました。

Adobe Line / SketchとAdobe Ink

4
Adobeが初めてハードウェア開発に乗り出しました。iPadで使えるデジタルペンとデジタル定規「Adobe Ink & Adobe Slide」は日本でも年末に発売予定です。

アプリは「Adobe Creative Cloud」に登録しなければ使えないことや、連携機能がすべてAdobe関連の製品と紐づけられていることからも、Adobeがユーザーの囲い込みに本気だということがわかります。

Adobe Line – 描画用の本格ツール (1.0.3)
カテゴリー:仕事効率化
価格:無料
開発:Adobe
Adobe Sketch – インスピレーション、描画、フィードバック (1.0.2)
カテゴリー:仕事効率化
価格:無料
開発:Adobe

まだ「Adobe Ink」は日本未発売ですが、同様の機能を持った「Jot Touch with Pixelpoint」すでに販売中です。
Jot Touch with Pixelpoint | 進化した3.18mm極細iPadスタイラスペンを徹底レビュー。2048レベルの筆圧感知でAdobe Creative Cloud対応【前編】

Bamboo PaperとIntuos Creative Stylus

3
ペンタブレットメーカーとして名高いWacomもiPad向けの手書きメモアプリ「Bamboo Paper」をリリースしています。さらに2048レベルの筆圧感知機能を持った「Intuos Creative Stylus」スタイラスペンを販売。スタイラスペンをアプリで認証するとアプリに機能が追加される特典もあります。

Bamboo Paper – ノート (2.3.1)
カテゴリー:仕事効率化
価格:無料
開発:Wacom

Wacomは徐々にiPadでのスタイラスペン販売に力を入れて来ている気もします。 にはまた新製品が出るのかもしれませんね。
Intuos Creative Stylus | iPadで2048レベルの筆圧感知するワコムIntuosスタイラスペンを徹底レビュー[前編]

Paper by FiftyThreeとPencil

5
手書きメモアプリ「Paper by FiftyThree」は主にアイデアスケッチ用途で使われています。そして専用スタイラスペンとしてリリースされた「Pencil」は、リストガード機能や指を使った”ぼかし”ツールなどが使えるようになります。アプリをより楽しみたいヘビーユーザーにとって最高の相棒です。

Paper by FiftyThree (1.6.3)
カテゴリー:仕事効率化
価格:無料
開発:FiftyThree, Inc.

「Pencil」スタイラスペンは日本から購入するには海外のAmazon.comを利用する必要があります。もう少し手軽に手に入るようになるといいですね。
Pencil | FiftyThreeからリリースされたPaper専用の木製スタイラスペン[国内最速レビュー前編]

PenultimateとJot Script

6
すべてを記憶するWebサービスEvernoteからは手書きメモアプリ「Penultimate」と「Jot Script」が販売されています。
「Penultimate」で作成したメモは自動でEvernoteにアップロード。Evernoteに手書きメモを保存しておけば、Evenoteに備わっている「手書き文字の検索」機能も使えます。

Penultimate (5.3)
カテゴリー:仕事効率化
価格:無料
開発:Evernote

Jot Script | EvernoteとAdonitとのコラボで実現した極細iPadスタイラスペンレビュー [前編]

MetaMoJi NoteとSu-Pen

7
日本のメーカーとしては唯一手書きメモアプリとスタイラスペンに参入している「MetaMoJi」からは、「MetaMoji Note」と「Su-Pen」スタイラスペンが販売中。
スタイラスペンはアプリに接続するタイプではないものの、「MetaMoji Note」を使うなら「Su-Pen」という関係を築いています。

また独自のクラウドサービスを展開しており、作成したメモを他のアプリからも確認できるメリットがあります。

MetaMoJi Note – 手書きノート&PDF+録音 (3.1.0)
カテゴリー:仕事効率化
価格:¥500
開発:MetaMoJi Corporation

記憶をあずける紙とペンを選ぶ

1
大手メーカーがこぞって次世代の紙とペンの開発に参入している事情は、クラウドサービスであったり、アプリ利用者の増加などさまざまです。
そしてこのような状況はiPhoneにもMacにもなくiPad独特のものでしょう。(Androidなど他のタブレットにもないかも)
メーカーが競ってくれることでユーザーにとってはよりよいサービスとアプリ、スタイラスペンが提供されるようになるので今後も楽しみです。

さて、あなたの大切なアイデアや記憶をあずける紙とペンはもうお決まりでしょうか?

スポンサーリンク

フォローする

スポンサーリンク