Wacomより発表されたiPad向けの筆圧感知スタイラスペン「Intuos Creative Stylus」をレビューします。2048レベルの筆圧感知・手のひらを識別するパームリジェクション・傾きの感知などハイスペックなスタイラスペンを、iPadで手頃な価格で使用できます。
前編と後編に分けて詳細にレビューしていきます。
今回はWacomさんより商品をお借りしました。販売は9月13日ごろから開始予定。筆圧感知・サイドボタンなどの機能を使用するにはBluetooth4.0対応のiPad(iPad mini・iPad3・iPad4)が必要です。カラーはブルー・ブラックの2色から選べます。
パッケージの中身はスタイラスペンと替芯・電池の入った専用ケースと説明書4枚。各言語ごとのメッセージや解説・対応アプリの案内が記載されています。
専用ケースをカバーから取り出してみました。プラスチックでも高級感のあるケースで、かなりかっこいいです。持ち歩くのが楽しくなりますね。
ケースを開くときれいにスタイラスペンが納まっています。交換用のペン先ゴム2個と単6電池が付属。
付属している単6電池はスタイラスペンの後ろのキャップを取り外して、プラス側を先に入れて閉じます。
ペン先パーツをねじって取り外すとゴムを交換できます。ゴムはBamboo Stylusなどで使用されるものと同じだと思われます。試しにBamboo Stylus付属のゴムを取り付けても使用可能でした。
使用するときにはボタンを押すと電源が入り、アプリ側で認識してくれる(一部のアプリではあらかじめペアリングが必要)のですぐに使えます。Bluetooth4.0は低消費電力モードが使えるというメリットだけでなく接続も簡単なところがいいですね。
対応しているアプリでIntuosを使用する
Wacomからリリースされているノートアプリ「Bamboo Paper」もIntuosに対応しています。まずはペアリングするためにノート管理画面で左下のインフォマークをタップします。
Bamboo Paper – ノート (2.2) カテゴリー:仕事効率化 価格:無料 開発:Wacom |
[CREATIVE STYLUS]の項目で[接続]ボタンをタップするとペアリングが完了します。
(ペアリングは初回のみ行います。)
Bamboo Paperでのサイドボタンの割り当ては画像に表示されているように消しゴムと取り消しの操作に割り当てられています。消しゴムは押している間だけ切り替わります。
使用してみると2048レベルの筆圧感知はやっぱりなめらか。マーカーは筆圧での変化はありませんが、鉛筆やクレヨン・水彩などでは透明度が変化しペンでは太さが変化します。
ペン側では筆圧の硬さの調整はできませんが、硬すぎず柔らかすぎず絶妙な設定がされていると思いました。Bamboo Stylusと同様に感度も非常に良いです。
スタイラスが接続状態のときはブラシツールのアイコン右上に水色の丸が表示されます。
筆圧感知が加わることでシンプルな画材でも深みのある描き込みや変化をつけられます。
シンプルなスケッチアプリですが、Intuosの機能を充分に楽します。
Bmaboo Paperアプリにリストガードが付いているので、Intuosを接続してもリストガード機能に差はないようです。また、ペンを浮かしている状態でも指で描けるのでその点は気をつけましょう。(手のひらを置いたときには描かれない)
▼レビュー後半に続きます。
Intuos Creative Stylus | iPadで2048レベルの筆圧感知するワコムIntuosスタイラスペンを徹底レビュー[後編]
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