Jot Script | EvernoteとAdonitとのコラボで実現した極細iPadスタイラスペンレビュー [前編]

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「Jot Script」はiPadスタイラスペンの1つの壁を越えたようです。iPhoneリリース時より多くのユーザーが望んでいた”ボールペンのように細いスタイラスペン”をEvernoteとAdonit社のコンビが遂に実現しました。
前編と後編の2回に分けて詳細にレビューしていきます。

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発表されてからすぐに注文した人には10月25日発送予定となっていましたが、配達予定日が28日と指定されていたため26日になってから配送業者に連絡して届けてもらいました。
国内最速の詳細な製品レビューをお届けします。
 

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側面のテープを剥がすとパカッとケースが開きます。付属の電池は保護テープが貼られた状態でスタイラスペン内部に入っています。同梱物はペン本体と説明書のみです。
実物のペン先を見ると1.9mmの太さは本当に感動的です。質感も良く握った感触も疲れるような堅い感じはしません。重さは電池込みでも29グラムと軽い。
 

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説明書には電池についている保護シートを外して使用するように記載されています。使用する電池は単4電池1本。スタンバイモードで1ヶ月ほど使用できます。
 

Penultimateアプリでのペアリング方法

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電池のシートを外してキャップを閉めたら、スタイラスペン側面のボタンを長押しします。対応アプリ(現時点ではPenultimateのみ)とBluetoothでペアリングすることができます。

Penultimate (5.0.2)
カテゴリー:仕事効率化
価格:無料
開発:Evernote

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Penultimateアプリを起動してノート管理画面で左上のボタンをタップ。表示されたパネルから[ 一般設定 ]を選択します。
 

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設定項目から[ Jot Script Evernote スタイラスペン設定 ]を選択 → 「スタイラスペンの音を聴き取っています。」と表示された画面でペアリングが開始されます。
一度ペアリングを済ませば、2回目以降は電源を入れるだけで自動的に接続が完了します。
 

Penultimateでの使用感

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iPad4のPenultimateアプリで使用してみました。リストガード機能もほぼ完璧に動作して感度も非常に優れています。操作ボタンを押すときでも正確に反応してくれます。

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文字を書くときにはアプリの描画補正などもあって細かい文字をすばやく書くと、線がつながってしまうことが多くなります。ペンを傾けすぎても描画位置がずれてしまうので注意が必要。
 

【優れているところ】
描画位置の補正機能がすばらしい
画面に触れてすぐに反応する高感度
ペン先は軽く引っ込んでクッション性がある
アプリとの接続がスムーズ
高級感のあるプラスチック製で軽い
Evernoteロゴなどデザインが良い

【気になるところ】
ペン先は硬い感触
iPadのガラス製の表面では滑りやすい
ペンの傾きでズレが出る場合あり
 

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Penultimateの使用では気になる点もありますが、メモ書きに使用するには充分に使えるペンだと思います。過去に発売されていたアクティブスタイラスペンとは比べ物にならない優れた完成度です。
iOSの描画位置のズレを補正しながら、正確にピンポイントで描けるのは本当に驚きです。

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↑ズーム無しでこれくらい細かく描けます。
Jot ScriptはBluetooth接続で対応アプリがPenultimateのみとなっていますが、実際にはリストガード機能が対応しないことを除けば他のアプリでも普通に使用できました。
むしろProcreateは描画も高速なためPenultimateで使用するよりも良い感触でした。
 

↑ProcreateでJot Scriptを使用している動画を作成しました。

iPadだけでなくiPhoneで使ってもちゃんと動作しています。現時点ではBluetooth接続で得られるのはリストガード機能だけなのかもしれません。(あくまで予想です、今後検証していきたいと思います。)

▼レビュー後編
Jot Script | EvernoteとAdonitとのコラボで実現した極細iPadスタイラスペンレビュー [後編]

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