水墨画をリアルに再現したペイントアプリ「Zen Brush」が装いも新たに「Zen Brush 2」としてリリースされました!
朱色の追加やにじみを調整できる水加減の違うブラシの追加など大幅に進化しています。旧アプリを持っている人にも、初めて水墨アプリの購入を考えている人にもおすすめです。
筆の水加減を3種類から選べる
「Zen Brush 2」での大きな変更点の1つが、筆の水加減を選べるようになったこと。
これによって勢いのある”かすれ”と柔らかい”にじみ”の使い分けが可能になりました。
水加減の変更はツールバーのボタンでスイッチします。Dry =ドライ(かすれやすい)、Std =スタンダード(適度な水加減)、Wet =ウェット(水を多く含みにじみやすい)を表しています。
新色「朱」が追加
「Zen Brush」は名前の通りに黒一色で表現し、やり直しも1回のみというストイックなペイントアプリでした。でも「Zen Brush 2」ではその世界観を守りつつ、少し扱いやすくなっています。
まず新色として「朱色」が追加されました。
「朱色」にも3段階の濃淡が用意されており、金魚など和風のテーマを描くときや、朱印のように扱えるところがいいですね。黒を生かす色としてよい追加ではないでしょうか。
作品の保存や、元に戻す・やり直しが複数回可能に
ツールバー右端には元に戻す・やり直しボタンや、背景変更・編集メニュー・クリアボタンが配置されています。
元に戻す・やり直し機能は複数回可能になり、作品を保存したりアプリ内に読み込んだり再編集が可能です。
クリアボタンを押すと、波打つような美しいエフェクトで画面が削除される機能は健在です。
作品が保存できるようになったので、思う存分に味わえますね。
水墨画も書道もこのアプリがあれば大満足
現時点で水墨のシュミレーションとしては最高峰のアプリです。ズーム機能はありませんが、消しゴムツールを活用して作品作りに集中できます。
他の水墨画アプリとは一線を画す「Zen Brsh 2」で、この秋はスケッチや書道に楽しめそうです。
ちなみにIntuos Creative Stylus、Jot Touchなどの筆圧感知スタイラスペンにも対応しており、本格的にお絵かきしたい人にもおすすめです。
コメント
禅ブラッシ2は1より遥かに描きよくなっています。確かに竹を描く時には、濃淡も出て、かなり墨絵のムードが出るようになってきています。ただまだ墨絵のようにできないのが、竹の葉に代表されるようにやや薄めの墨を筆に取り、先に濃い墨を少しつけて描くような技法が全くできないのです。そのため私は、薄い墨でまず描き、ついでそれをまた塗りということを何回か重ねて感じを出していますが、うまくいきません。もし、禅ブラッシ3が出る時にこの濃い墨を筆先につけて描く技法が可能になればパーフェクトでしょう。私は墨絵を描くかたわら時々iPad Proに禅ブラッシ2を用いて墨絵をいろいろ試しています。これができるようになったら最高!!
廣部様
詳しい水墨の知識をお持ちなんですね。
Zen Brush 2ではApplePencilの角度・筆圧を筆として見事に再現しています。
でも筆の中の墨をコントロールするような仕組みは考えられていませんね。
私もこれからもっと進化してくれることを期待してます!