Autodesk SketchBook 3.5.1 | Apple Pencilでの描き始めの遅延改善とInking Brushの追加アップデート

Apple Pencilでの描き出しの悪さが不評だった「Autodesk SketchBook」ですが、本日のアップデートで改善されています。
さらにデスクトップ版でのみ使えた「Inking Brush」がモバイル版でも使用可能になりました。

What’s New (アップデート内容)

  • Inking brush – the most wanted SketchBook desktop brush is now yours on mobile
  • For iOS 9 users, we support split-screen multi-tasking, so SketchBook works with Slide Over and Split View functionality
  • Fixed the stroke lag when using a stylus
  • Fixed a number of bugs

描き出しの遅延が改善。でも完璧ではないかも

前バージョンで問題となっていた描き出しの遅延は改善しています。でも手書き文字が書けるほどの精度はまだありません。

Autodesk SketchBookは補正の強いアプリなので、よりサクサク描きたい人はProcreateなどを選ぶ方がよさそうです。
個人的には今回のバージョンアップである程度描けるようになったなと感じています。

iOS9でのSplit ViewやSlide Overに対応

iOS9のマルチタスキングにも対応。iPad ProやiPad Air2、iPad mini4でSplit Viewしながらお絵描きできます。
最小サイズの1/4表示でもお絵描きできるようになっています。

Split View表示では画面が狭いので、フルスクリーンモードが便利です。

新しいInking Brushは滑らかさに難あり

新しく追加されたInking Brushはイラストなどでのペン入れ向きのブラシです。入り抜きも自然でかなり使えそうなブラシだと思いますが、線がヨレることが多くてシャープに描きたいときには使えなさそうです。

線のヨレも味と思える絵柄なら活躍してくれるブラシです。

今回のアップデート試用感

Apple Pencilでの描き出しが改善されて、普通に使えるようにはなった気がします。それでもまだ遅延があり、Inking Brushも滑らかに描画されないのは残念です。

パームリジェクションでも、右端のレイヤーパネルに触れて
誤作動することもありました。今後さらに最適化していって欲しいところです。

ひとまずラフ描きには使えてAutodesk SketchBookならではの線描のなめらかさも味わえるので、Apple Pencil持ちの人なら試してみる価値は充分あると思います。

 

Autodesk SketchBook
Autodesk SketchBook(3.5.1)
カテゴリ:エンターテインメント
仕事効率化
価格:無料
販売元:Autodesk


 

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