以前からリリースが予告されイベントなどで公開されていたAdobeの新ペイントアプリ「Adobe Fresco」がいよいよAppStoreに登場するようです。現在予約注文が可能となっており9月24日の火曜日(25日に変更されています)リリースとなります。
iPad専用アプリでiOS12.2以降をインストールしたiPad(第6世代iPadなど)で利用できます。(他のプラットフォームでのリリース時期は未発表)
Photoshopブラシも使えるイラストレーター向け本格派ペイントアプリ「Adobe Fresco」リリースへ
「Adobe Fresco」は有名イラストレーターに開発協力を依頼しており、実用的なPhotoshopブラシを数多く採用。混色や滲みをリアルに描画する水彩や油彩などアナログ画材の楽しさを味わえるブラシも使用できます。
おそらく他のAdobモバイルアプリと同様にダウンロードは無料でAdobe IDやGoogleアカウントでのログイン必須、一部の機能が有料(月額制)となります。
アプリ内課金は「Premium Features」1,080円と表示されています。
iPad版Photoshopリリース前にインターフェースをチェック
Adobeからは今後iPad版Photoshopリリースも予定されており、共通のインターフェースを採用している「Adobe Fresco」で操作に慣れておくのもいいでしょう。
ブラシ設定パネルなどはドラッグして好きな位置に移動できるなど、デスクトップアプリのような作業効率も期待できそうです。
「Adobe Fresco」についてはベータテスターも多く、投稿されている動画などでその動作を確認できます。アナログ画材ブラシだけでなくベクターの描画ツールも使用可能で、幅広いイラスト制作に使えるツールと言えそうです。
一枚絵を作るならこれだけでほとんどのことは対応できそう。
Savageの「Procreate」の強力なライバルに
今年リリース予定のProcreateバージョン5.0でもPhotoshopブラシのインストールが可能になるという情報もあり、「Adobe Fresco」とガチの対決となりそうです。
特に水彩の滲みや混色を再現したブラシは現時点では「Procreate」には再現できず、またレイヤー数の上限などの不満があるユーザーは「Adobe Fresco」に切り替えることもあるでしょう。
個人的には両方のアプリが共存できて、好みや表現に合わせて使い分けできるようになればと思っています。また「Adobe Fresco」に近いスケッチアプリの「Adobe Photoshop Sketch」が今後どうなるのかも気になるところですね。
どちらにしてもAdobeのモバイルアプリは種類が多いため開発中止になるケースもあり、クリエイターが愛用できるように継続して開発が続くアプリになってくれることを期待しています。
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