本日発売となった最新のiPadである「9.7インチiPad Pro」を早速レビューします。前日まで買おうかどうしようか悩みましたが、結局買って満足しています。持ち歩けるデジタルスケッチブックが欲しい人なら買って間違いないでしょう。
新しいiPadはデジタルスケッチブックの理想形?
今回は予約せずに朝から店頭で購入しました。どのカラーも在庫に余裕はあるようで、好きな色や容量を選んで買うことができます。私はWi-Fiの128Gシルバーモデルを購入。
店頭に同時に並んだiPhoneSEも精巧な作りで魅力的でしたが、Apple売り場ではiPad Proを触っている人が多かったです。品不足が続いていたApple Pencilは、スタッフに伝えれば自由に試用できるくらい数に余裕があるようです。
購入したiPadを早速自宅で開封。新製品ですがiPad Airと比べてもパッケージに大きな差はありません。凄くシンプルです。
パッケージの底にはカメラ用の窪み。カメラの出っ張りが気になっていた人も多いのではないでしょうか。
レンズのフチは旧製品と比べると明らかに出っ張っています。しかし机に平置きしてみましたが、ガタつくようなことはなく全然問題ありませんでした。
これならApple Pencilを使っていても気になりませんね。
True Toneディスプレイが変えた液晶
まず1番確認したかったTrue Toneディスプレイを試すために、暖色の強い白熱灯の部屋の中で撮影してみました。右半分がTrue Tone機能をオンにした状態です。
その差は歴然で周りの色温度に合わせて調整されていることがわかります。初めはちょっと黄色すぎるかな?と感じましたが、True Toneオフの状態と比べると優しく見ていて負担が少ないことが実感できます。
電子書籍など背景の白地面積が大きい使い方をするなら、True Toneディスプレイが効果的に作用します。
漫画を読んだりスケッチするときも気持ちいい色調と明るさに調整してくれて、これはなかなか快感です。
Split Viewもサクッと動作してほとんど問題なし
事前の情報でメモリ2GBという点は気になっていて、Split Viewを使っていくつかのよく使用するアプリで試しましたがアプリが落ちたりすることはありませんでした。
もっと重い作業を長時間続けると差が出るかもしれませんが、液晶のサイズや動作するアプリの表示方法が異なるため一概に2GBだから使えないということはないです。
画面サイズの問題として、PaintStormやメディバンペイントのようなツールパネルが並ぶUIのアプリではやはり描画領域が圧迫されます。
この点は用途に合わせてツールを使い分けるなど工夫が必要でしょう。
12.9インチと9.7インチの違い
9.7インチは薄さ・軽さとApple Pencilの軽快な使い心地が、まさにスケッチブックに近い印象になります。立ったまま描くこともできるため、クロッキーで使うことも夢ではないですね。
12.9インチiPad ProはメインのタブレットPCとして自宅を中心に使う感覚ですが、9.7インチiPad Proはもっと軽快に持ち運べてアイデアをすぐ形にしたいときに使えます。
膝に置いて、あるいは片手に持って描ける最適なサイズです。
アクセサリーもアプリも揃っているのは大きな魅力
9.7インチiPad Proはアクセサリーの種類が充実していて、対応アプリがたくさんあるのが大きな魅力。12.9インチiPad Proは対応アプリもまだ不揃いで、アクセサリーは本当に少ないです。
9.7インチiPad ProならiPad Air向けの保護シートやケースなど、そのまま使用できるものが多いです。
個人的に好みのパワーサポート製保護シートを画面に貼りましたが、Apple Pencilとの相性もバッチリで満足しています。
ファーストインプレッションまとめ
9.7インチiPad Proの初めの使用感としては、アプリもアクセサリーもすぐに用意できて満足度が高い。True Toneディスプレイは目に優しく、Apple Pencilも快適に使えます。
今までAirを使ってきた人なら必ず納得できる製品だと思います。
今後は12.9インチiPad Proとの比較をしながら、また記事にしていきたいと思います。
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