10.5インチiPad Pro 製品レビュー | 大型化した液晶のインパクトが凄いiPad最新モデル。描画速度UPでApple Pencilは別次元の使用感


先日のイベントで鮮烈なデビューを果たした新iPad Proの発売日当日がやってきました。タブレットPCの常識を破る120Hzものリフレッシュレート、大型化した液晶など話題の尽きない新機種をレビューします。

今回購入したのは10.5インチiPad ProのWiFiモデル、256GBのスペースグレイです。

初代iPadへのオマージュ?印象的なパッケージデザイン


10.5インチモデルのパッケージでは、久しぶりにiPadの写真が正面を向いています。壁紙を前面に表示した印象的なデザインです。


何となく初代iPadのことを思い出して箱を並べて見たら、やっぱりデザインがほとんど同じでした。


Appleのリンゴマークの位置などもほぼ同じ。
シンプルなデザインですから、似てくるのは当たり前かもしれませんが、デザイナーが初代iPadへのオマージュとして似せた可能性もあるのではないでしょうか。


9.7インチモデルの箱と比べるとiPadの方向性が明確に変わったことが感じ取れます。

iPadは薄さや軽さをアピールする時期は終わりを告げ、これからは何ができるのか?が問われるようになったのではないかと思います。

最近の「iPad Air」という名称の廃止も時代の流れと言えるでしょう。

9.7インチに比べて20%広い画面


蓋を開けると本体とLightningコネクタ、充電器とシンプルな説明書などが入っています。パッケージ内容は最近のiPadと全く違いはありませんね。


電源を入れて初期設定を行い、いくつかアプリをインストールしてみたところです。

今までiPadを一度でも使ったことがある人なら、この軽さにこれだけの液晶が収まっているインパクトに驚くはずです。

9.7インチから10.5インチへの変化はそれほど驚きはないだろうと思っていたのですが、全く別物のように感じました。

これは実物を見ないと伝わりにくいのですが、液晶の面積が大きくなったこと以上に、全体に占める液晶の割合が増加したことに注目して見て欲しいと思います。

目に優しい反射率1.8%液晶


反射率1.8%」についてもどの程度差が出るのか検証してみました。
比較したのは同じ黒いベゼルで手元にあったiPad Airです。

ほぼ同じ場所で同時期に撮影した写真を、横に並べて合成したものが上の画像になります。

やや撮影した角度がずれてしまったため、あまり正確ではないのですがぱっと見てわかるくらいに反射の強さに差がありました。

10.5インチiPad Proの低反射率はなかなかのものです。

左右のベゼルは旧モデルと比べて40%カット


10.5インチモデルのコンパクトさを実現したのは、ベゼルが細くなったことによるもの。今までのデザインよりも約40%細くなっています。

こうやって比べてみるとベゼルの黒の濃さも全く違いますね。
10.5インチモデルはより引き締まった黒になっており、細さが際立っています。

日本語(JIS)Smart Keyboardとの組み合わせは革命的


Smart Keyboard日本語版(JIS)も購入しました。

9.7インチiPad Proに繋いで使用すると、キー配列にズレがありましたが、やはり10.5インチではズレがなく正確にタイピングできました。

「かな」「英数」を切り替えてサクサク入力できるのはやはり快適ですね。

iOS10環境では10.5インチ以外のモデルで日本語版Smart Keyboardを使うと、キー配置にズレが出ますのでご注意ください。

120Hzの異次元のリフレッシュレートを味わう


120Hzという超高速なリフレッシュレートを用途に応じて使い分ける「ProMotion」という機能は目玉の1つです。

ペイントアプリでは描画が高速になり、手書きメモでは正確に文字が書けるようになります。またiOSのアプリの切り替えなどの動作も圧倒的な違いを感じます。

画面をスクロールしたときのチラつきも大幅に軽減されています。

アプリが「落ちない」4GBの恩恵


9.7インチiPad Proの最大にして唯一の弱点はメモリが2GBだったことです。メモリ不足のせいで「Paintstorm Studio」や「Affinity Photo」などのデスクトップクラスのアプリをフルパワーで動かすのが躊躇されました。

しかし、10.5インチiPad Proは4GBのメモリを積んでおり、小さいながらも12.9インチに匹敵する動作が可能になっています。

早速いくつかのメモリ消費量が多いアプリを使って試して見ましたが、やはり問題なく動作していました。

対応アプリでの動作をチェック


いち早く対応するアップデートを公開した「Procreate」では120Hzのリフレッシュレート対応だけでなく、インターフェースも最適化されていました。


具体的には、9.7インチの表示よりもボタンやスライダーが画面比でやや小さく表示されています。さらにA4サイズのキャンバスが最大57枚まで追加可能(9.7インチモデルでは最大19枚)になっています。

やや小さめの12.9インチくらいの感覚で使えます。


9.7インチと10.5インチでの遅延をiPhoneでスロー撮影しました。(スローで見ないと違いがわかりにくいため)

明らかに10.5インチモデルの方が遅延が少なくなっています。

普通に描いている感じでは、どちらも大きな遅延は感じませんが10.5インチモデルではより細かい動きにもキビキビ反応しているように感じます。

使い込んでいる人であれば、きっと違いがわかると思います。

10.5インチ最適化アプリが増えて欲しい

現時点では10.5インチのサイズに最適化されているアプリが少なく、9.7インチ向けの画面を拡大表示している状態です。

多くのアプリが最適化されると、さらに大きな画面のメリットが出てくると思います。

もちろんiOS11もパブリックベータが7月ごろまでにはリリースされるはずなので、はやく使って見たいですね。

以上、10.5インチiPad Proのファーストインプレッションでした。

もう少し使い込んで追加していきたいと思います。

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