Appleから静かにリリースされたiPad mini 5を店頭購入できたので、早速レビューしたいと思います。もちろんApple Pencil対応が1番の購入理由ですが、iPad mini 2以来の買い替えということでスペックの向上や若干のサイズ変化も相まって新鮮な気分で楽しめています。
Apple Storeにて3月28日より販売開始。しかし店頭デモ機はなし
Apple Store京都にて発売開始されたiPad mini 5を28日にゲットして来ました。当日店頭にはデモ機はなく発売日と言っても寂しい感じ。スタッフに尋ねてみても触れる端末は無いという返答でした。(現在はすべて展示されています。)
実機を見て決めようと思っていた当てが外れ、カラーをシルバーとブラックで迷っていましたが結局Apple Pencilに合わせてシルバーを選択しました。
容量は64GBでWi-Fiモデルです。
価格は税込49,464円。
最近のiPad Proの価格設定から見ると相当安く感じられてしまいますね。
↓Apple Store京都オープン時のレポートも過去に掲載しています。
iPad miniはいつの間にかサイズが縦に伸びていた
新型iPad miniのパッケージは、iPadを買い続けてきた身としては見慣れたデザイン。特に変化はありません。
私の場合はiPad mini2からの買い替えなので厚みが7.5ミリ→6.1ミリへとスリムになっているところが非常にうれしい。
手に持ってみるとその薄さと軽さに大満足。片手で持っていても苦にならないiPadにはやはり価値がありますね。
iPad miniに付属するのは「Lightningケーブル」「充電器」のみと今までと変わらないものになっています。
開封してから知ったのですが、iPad mini 4から端末サイズが多少変わっていたようで、iPad mini 3以前のものより端末の縦の長さが数ミリ伸びていました。
サイズは全く変わっていないと思ってケースも用意していなかったのですが大きな誤算。保護フィルムなどもちゃんとiPad mini 5対応製品を購入しないといけませんね。
最新の手書きメモアプリと相性が良い
iPad miniで期待していたのは手書きメモアプリ。最近ではGoodNotes 5やNoteshelf 2など実用性の高いメモアプリがあり、iPadを使うことの大きなモチベーションになっていました。
iPad miniでApple Pencilが使えるとなれば、どこでもメモを取りたくなります。実際に移動中などにメモアプリを使ってみたところ、Apple Pencilの精度のお陰で想像以上にノートとして活躍出来ることがわかりました。
紙のノートやスケッチブックに比べ、写真やテキストなどの資料をページ内に手軽に貼り付けできる。手書きメモもしっかり書き込めるなどメリットが実感できます。
手書きメモはiPad miniならではの取り回しの良さと、持ち運ぶことの楽しさが1番実感できる使い方だと思いました。
手のひらサイズのデバイスでクリスタやAffinity Photoがバリバリ動く
またiPad mini 5で処理性能が求められるグラフィック系アプリを試してみました。
正直iPad 6では動作がもたつくなどかなり制約があったiPad版クリスタこと「CLIP STUDIO PAINT」ですが、iPad mini 5ではサクサク動作しています。印刷解像度のA4サイズでも遅延は全く感じられません。
Photoshopクラスの画像編集アプリ「Affinity Photo」でも処理速度に不満はありません。どちらもレイヤー無制限なアプリなので、レイヤー数が増えると遅延が出るかもしれませんが、通常の使用で困ることはなさそうです。
数日間使ってみた範囲では、画面のタッチ操作についても感度が良くて操作ミスがほぼ起こりません。視差の少ないフルラミネーションディスプレイも美しく、液晶の質としても申し分ないのではないでしょうか。
少し前の世代のiPad Proモデルを凝縮したような、それでいて小さく薄くて軽いことがとても気持ちのよい端末となっています。
iPhoneとiPad Proの間の端末としてのiPad mini 5
私のようにiPad ProがメインPCのようになっている人にとって、iPad miniはiPhoneとの間を埋めてくれる快適なマシンへと進化しました。ちょっとした外出ならiPhoneとiPad miniで、ネットはテザリングとフリーWifiの組み合わせで十分です。
自宅ではiPad Proと必要なときにMacを開くような使い分けが現時点では快適ですね。結果的にiPhoneの使用頻度が下がったように思います。
iPad miniの活用方法は人それぞれですが、Apple Pencilが対応したことで手書きメモやスケッチ向けデバイスとして、飛躍的に活用の幅が広がっています。タブレットの1つの完成形としてiPad miniがもっと評価されてもいいだろうと思いました。
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