iPad手書きメモアプリ「GoodNotes 4」の最新バージョンに、iOS11のドラッグ&ドロップを活用したユニークな機能が追加されています。
ドラッグ&ドロップはコピー&ペーストや共有機能の単なる置き換え機能ではなく、もっと便利に進化する余地があるようです。
GoodNotes4の一歩進んだドロップ&ドロップの使い方
iPad定番の手書きノートアプリ「GoodNotes 4」はドラッグ&ドロップに優れた機能を盛り込んでいます。
まず手書きメモを「投げ輪ツール」で選択、それを他のアプリにドラッグできるところまでは他のメモアプリでもできることですが、「GoodNoets 4」では渡すアプリに応じてペーストするデータを切り替えています。
画像を扱うようなアプリに対してはPNG画像として手書きメモのデータを渡します。一方でテキストエディタ(ここではiA Writerを使用)のような画像が扱えないアプリに対しては、独自のテキスト変換機能を適用して、テキストデータにしてからペーストします。
画像もテキストも扱えるアプリの場合、どちらかを選択できるわけではありませんが、テキストのみしか扱えないアプリの場合最適な選択ができていると言えるでしょう。
このような切り替え式のデータのやり取りは、ドラッグ&ドロップの可能性を感じさせる機能ではないかと思います。
垣間見えたドラッグ&ドロップの新しい使い方
iOS11にアップデートして、アプリ間でテキストや画像をドラッグ&ドロップでペーストできる便利さを日々実感しています。でも使っているうちにもっと融通がきけば、より使いやすくなるだろうという部分も見えてきます。
ブログを書いていたりすると、SafariからURLをペーストしようとしたときに、マークダウン形式でペーストしたいのですが、ドラッグ&ドロップで得られるデータはURLのみ。
結局もう一手間かけて変換したり追記することになるため、便利なようでいて効率化とは言えない状況です。
今回の「GoodNotes 4」のように状況に合わせてアプリが切り替える選択を行うのは、一歩進んだ機能だと思います。
(他にもProcreateでは、画像と独自ファイル形式とを切り替えできます。)
今後も少しづつ良いアイデアが出てくるのではないでしょうか。
iPadのドロップ&ドロップはこれから進化していきそうです。
↓最新の手書きメモアプリをまとめています。
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