ブラックモデルのみ今月から販売が開始された「Jot Touch with Pixelpoint」をさっそく購入してレビューしたいと思います。最新のPixelpointテクノロジー(Adonit社のアクティブ方式のペン先とアプリ側の補正連携)によって、滑らかな描画と2048レベルの筆圧感知・パームリジェクションを実現しています。
ペン先わずか3.18ミリ極細タイプのスタイラスペン
今回のJot Touchはパッケージはかなりコンパクトになりました。先端がディスクレスになりキャップが付属していないことで非常にすっきりした印象があります。
先端は3.18ミリの極細タイプ。すでに発売中のJot Scriptが1.9ミリなのでそれよりは太いのですが、筆圧を正確に拾うためにこの形状を選んだのではないでしょうか。
樹脂製のペン先は滑りが良く耐久性があります。先端はより細くカットされています。
パッケージの中身は、スタイラスペン本体/解説書/USB充電器の3点です。
歴代Jot Touchとの比較写真です。初代が一番奥、真ん中にあるのがJot Touch 4です。
「Jot Touch with Pixelpoint」は手前にあるので大きく見えますが長さは同じです。ペン軸は若干太くなっているようです。
開封してみるとすでに充電済みだったので早速試用してみます。
Adobeの最新スケッチアプリで試し書き
対応アプリのAdobe LineとAdobe Sketchで試してみます。他のJot Touch対応アプリでも利用できますが、これらのアプリには最新のSDKが適用されているはず。「Jot Touch with Pixelpoint」の性能をチェックするにはこの2つのアプリが最適でしょう。
まずはAdobe Lineから。アプリの右上にあるペンのアイコンをタップすると、接続パネルが表示されます。
スタイラスペンの電源を入れるときはサイドボタンAを長押し。インジケーターランプが青く点灯したら、赤い丸のところにペンを押し付けていると接続されます。
パームリジェクションを利用するには、パネルの「パーム環境設定」を選んで設定を行います。
描画中に2本指でキャンバスの拡大縮小・移動を行うときは、左端のロック解除ボタンを押しながら操作します。
アクティブ方式の細いペン先の欠点は、描画時の波打ちと描画位置のズレ。「Jot Touch with Pixelpoint」でも基本的にはその性質は変わっていないようですが、Adobeの2つのアプリではストロークの波打ち補正はかなり進化していました。
補正が加わるためストローク描画に遅れが出ることもたまにありますが、精度が上がっているのが非常に嬉しいです。描画位置の補正はもう少し向上して欲しいなと思います。
注意したいのは、すべてのアプリでこの精度が実現されるわけではないところ。最新のSDKにアップデートされ最適化されたアプリでのみ実現するものだと考えたほうがよいでしょう。
こちらはAdobe Sketchでサクッとスケッチ。ラフなスケッチならズームなどせずに充分に描けるでしょう。iPad Airでアンチグレアシートの上からでも感度はものすごく良いです。
描画位置のズレについてはiPad横位置で上下のズレ、縦位置で左右のズレが画面の端で発生します。なるべく画面の中央で描くようにするとある程度解決できます。
描画位置の補正については、今後のアップデートに期待したいところですね。Jot Touch 4のディスクは精度が抜群に良かったので、その点は「Jot Touch with Pixelpoint」の方がやや劣るかも。
一方でディスクレスの開放感と自由な角度で描ける感覚は大満足。感度についても文句無しの製品なので総合的にはおすすめしたい製品です。描画の感触もいいですよ!
レビュー後半では、さらにAdobe以外のアプリでも試用していきたいと思います。
Jot Touch with Pixelpoint | 進化した3.18mm極細スタイラスペンを徹底レビュー。2048レベルの筆圧感知でAdobe Creative Cloud対応【後編】
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