Jot Touch4など高機能なiPad向けスタイラスペンを販売するAdonit社は、Adobeと新世代スタイラスペンの開発において提携することを発表しています。
コンセプトプロダクトとして公開されていたMighty&Napoleonが現実のものになるようです。
今年の5月頃にAdobeが発表していたiPad向けの筆圧感知スタイラスペンMighty&NapoleonについてJotスタイラスペンのメーカーであるAdonit社が提携することになったようです。
Adonit社は先端が透明なディスクのスタイラスペンをKickstarterで発表して以降もデザインに優れた新製品を発表してきました。筆圧感知スタイラスペンやSDKの開発ではトップクラスの企業です。
Mighty&NapoleonプロジェクトではAdobeと連携してスタイラスペン・デジタル定規の開発と対応アプリである「Parallel」「Contour」の開発に取り組むことになります。
筆圧感知スタイラスペン「Mighty」は内蔵メモリーにユーザーのブラシ設定などを記憶してどの端末でも自分のスタイルで使用できる機能などを搭載します。
Mighty&Napokeonは2014年上半期のリリース予定。
筆圧感知スタイラスペンはペンタブレットの主力メーカーWacomもIntuos Creative Stylusで参入していますが、Adobeが独自のペンとアプリをリリースすることでライバル関係になってくる可能性は充分にあります。
ビーコンやLEDライトなど備えたPogo ConnectのようにiPadスタイラスペンには描くこと以上の機能を盛り込める余地があります。開発にはアプリとペンの連携は必須となるため、デスクトップPCでのペンタブレットとソフトのような関係性は望めないのかもしれません。
WacomとAdobeがタブレット上で繰り広げるスタイラスペン競争が現実のものになりそうです。
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