WacomからもiPad向け筆圧感知スタイラスペンIntuos Creative Stylusがリリースされて、同様の性能を持つJot Touch 4とどちらを選ぶべきか悩ましい状況です。
Intuos Creative Stylusは発売開始したばかりなので、アプリ側の調整がまだ間に合っていないところはありますが、現状で2本のスタイラスペンの差を検証してみたいと思います。
Jot Touch 4
価格:Amazon 8,179円(定価9,999円)
メーカー:Adonit(日本ではプリンストンテクノロジーが販売)
筆圧感知:2048レベル
カラー:ガンメタリック/レッド
電源:充電式の内蔵リチウムポリマーバッテリー
稼働時間:1回の充電で100時間
ボタン:2ボタン(中央に電源スイッチ)
ペン先:プラスチック透明ディスク(感度の良い銅製パーツ付き)
付属品:充電器、説明書、交換ペン先、交換用ディスク、キャップ
対応アプリ:17
重量:25グラム
描画位置補正/リストガード機能/ダンパー機能
Intuos Creative Stylus
価格:Amazon 8,383円(定価9,800円)
メーカー:Wacom
筆圧感知:2048レベル
カラー:ブラック/ブルー
電源:AAAA乾電池(単6電池)
稼働時間:乾電池1つで150時間
ボタン:2ボタン(中央に電源スイッチ)
ペン先:ゴム製(直径6mm)
付属品:乾電池、説明書、交換用ゴムペン先2個、収納ケース
対応アプリ:11
重量:25グラム
±45の傾き検知/リストガード機能/自動電源OFF
↑評価は相対的なものです。×印は機能なし。
どちらのペンを購入すべきか悩んでいる人は、性能よりもまずは「どちらのペン先のほうが自分にとって使いやすいか」考えるといいでしょう。Jot Touch 4はJotスタイラスペンと共通のペン先、Intuos Creative StylusはBamboo Stylusと同じ形状で感度や使い勝手に差はありません。
すでにBamboo Stylusを持っていて、さらに筆圧感知が欲しいと思うなら迷わずIntuos Creative Stylusがおすすめです。
筆圧のコントロールに関してはJot Touch 4が優秀
ペン先の違いはあっても筆圧感知レベルが同じなら大きな差は無いように思えますが、実際には筆圧のコントロールに関してはJot Touch 4が少し優れています。
個人的な推測ですが、Intuos Cretaive Stylusはゴム製のペンの弾力によって抜きが強くなる傾向があると思います。このため軽い筆圧のコントロールは苦手なようです。Jot Touch 4のディスクは筆圧の感触はやわらかくクセの少ない感じです。
自由な角度で描けてラフに使えるIntuos CS
一方でIntuos Cretaive Stylusの反応角度の広さは非常に快適です。かなり寝かせても筆圧の変化を感知するためiPadのフレームに手のひらを置いて描くような使い方もできます。
Jot Touch 4のような先端のディスクが外れて紛失する心配もありません。自動で電源OFFされるため電池の持ちはかなり良い。
ProcreateとJot Touch 4はiPadでも最高の組み合わせ
アプリとの組み合わせで考えるならJot Touch 4とProcreateは最高の組み合わせです。Procreateの高速な描画処理とJot Touch 4の描画位置補正のおかげで思い通りの線が描けます。リストガードが正確に動作するZen Brushや手書きノート系アプリとの組み合わせでも効果的です。
Bamboo PaperはIntuos CSを最高に生かせるノート
Intuos Creative Stylusには専用のノートアプリBamboo Paperがあります。このノートアプリは水彩や鉛筆などのブラシを追加購入すればペイントアプリに近いこともできます。
線をなめらかに補正するSketchBook Proもおすすめです。
現在iPadで使える筆圧感知スタイラスペンはJot Touch 4・Intuos Creative Stylus・HEX3 Jaja・Pogo Connectの4種類が存在します。日本で手に入りやすいJot Touch 4とIntuos Creative Stylusはどちらを購入しても間違いないと思いますが、上記の検証内容を参考に選択してみてはいかがでしょうか。
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