さまざまな機能を自分好みに組み合わせて自動化できるアプリ「Workflow」がバージョンアップ。
今回はAppStoreアプリのリンクやUlysees連携機能など22の新アクションを追加しています。テキスト入力での不具合がある点は注意が必要です。
AppStoreリンクを自分好みに作れる
バージョン1.5アップデート内容
• We rebuilt the Workflow Composer from scratch, meaning building and running workflows is smoother than ever before.
• We added 22 new actions! Now your workflows can create and modify Apple Music playlists, search the App Store, automate Ulysses, add cards to Trello, and much more.
• Plus we added a search bar, so you can filter through your collection of workflows with ease.
新しく追加された22のアクションには、AppStoreリンクのほかにiTuensストアのデータ取得やプレイリストへの追加・作成、テキストエディタのUlyssesとTrelloアプリ連携などが含まれています。
実際にAppStoreからデータを取得するWorkflowを作成してみる
新しく追加されたAppStore関連のアクションは2種類。それぞれ別々に使うのではなく、1セットでワークフローに組み込みます。
上の画像はアプリ情報を得るための簡易なサンプルです。
Search App Store
AppStoreでキーワードからアプリを検索します。検索する「国」、検索結果の表示数などの設定ができます。
Resultsの項目では対応デバイスを切り替えできますが、ボタンの左側あたりをタップするとAsk When Run(選択肢を尋ねる)を選べます。
Get Detail of AppStore App
アプリの情報をAppStoreから取得します。「Search App Store」で得たアプリのURLからアプリのアイコン画像やレーティングなどほとんどすべてのデータを得ることが可能です。
AppStoreから得られる情報には以下のようなものがあります。
Artist(制作者・販売元)
Price(価格)
Currency Code(通貨単位)
Formatted Price(価格の数値)
Realease Date(リリース日)
Category(カテゴリー)
Description(アプリの説明文)
Rating(評価)
#of Ratings(評価件数)
Rating(This Version)(このバージョンの評価)
#of Ratings(This Version)(このバージョンの評価件数)
Version(バージョン)
Last Update(最終アップデート日)
Realease Notes(リリースノート)
Content Rating(コンテンツの対象ユーザー層)
Minimum OS Version(対応OS)
Is Universal(ユニバーサル対応)
Support Game Center(ゲームセンター対応)
Supported Device(対応端末)
Supported Language(対応言語)
Screenshot URLs(スクショのURL)
iPad Screenshot URLs(iPad向けスクショのURL)
Download Size(ダウンロード容量)
Store ID(アプリのストアID)
Store URL(リンクURL)
Artwork(アイコン画像)
Artwork URL(アイコン画像URL)
Name(アプリ名)
例えば「Get Detail of AppStore App」でArtworkを選べばアイコン画像がダウンロードできます。またアップデート内容のテキストが欲しいなら、Realease Notesを選択します。
Categoryが英語表記なこと、ArtistのデータがURLを含むところがちょっと面倒ですが、テキストを変換するアクションを追加すれば大抵解決できます。
ブログでアプリリンクが欲しいときやSNSでアプリを紹介したいときなど、便利に使えるアクションだと思います。
アプリ上でWebページの表示が可能になった
「Show Web Page」も新しく追加された便利なアクションです。
上の画像のサンプルワークフローは、Pocketのデータを30個取得して表示するものです。
リストから選んだページを「Show Web Page」を使って表示すれば、アプリを切り替えることなくWebページを開くことができます。
今まではリンクはSafariかChromeを開くしかなかったのですが、アプリ内で完結できるようになったのは大きな進歩ですね。
私はPocketのアプリがSplit View非対応なので、代わりにWorkflowから利用しているためかなり便利になりました。
テキスト入力で不具合があるためコピペで対処が必須
今回のアップデートは新しいアクションが豊富で嬉しい限りですが、嬉しくない変化もあります。
日本語入力やテキスト編集時にカーソルが飛んだり誤入力が頻発する不具合が発生しています。ワークフローの編集作業は、主にコピペで済ませば対処できますが不便なところです。
そのうちに修正バージョンが出るでしょうから、これから購入される方はしばらくの間は辛抱する必要があります。
↓Workflowを利用したブログ管理方法を紹介しています。
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