Pencil | FiftyThreeからリリースされたPaper専用の木製スタイラスペン[国内最速レビュー後編]

fifty
iPadスケッチアプリとして人気の「Paper by FiftyThree」専用に作られたスタイラスペン「Pencil」を購入してみました。指とペン先を区別するするぼかしツール・ペン後ろ側で機能する消しゴムなど今までにないスタイラスペンの使い方が体験できます。
記事の後編ではアプリでの使用感をお届けします。

▼前編の記事はこちら
Pencil | FiftyThreeからリリースされたPaper専用の木製スタイラスペン[国内最速レビュー前編]

ペンの使用感の前に外観の追加レビュー

4
スタイラスペン内部に入っている磁石でiPad Airにもくっつきます。
平らな形状と軽い素材のおかげかiPadの端にくっつけて持ち歩くのに充分な接着力があります。

5
写真で見ていたときの印象よりも実物はかなりコンパクト。iPad Airと厚みは同じくらいです。

6
↑iPhone5sと比べてみたところ。
横幅が広いデザインは、転がりにくいというメリットもありますね。

もう3週間ほど使用していますが、愛着のわくデザインと木製のやさしさは他のスタイラスペンとは全く違う世界観を持っていると言えます。ペン先の太さや対応アプリの数で考えるとなかなか手が出ない製品だと思いますが、iPadでのスケッチや手書きメモをより楽しくしてくれる、代え難い魅力があります。

それでは以下「Paper by Fiftythree」アプリ使用時の機能別のレビューです。

Paper by FiftyThree (1.5.2)
カテゴリー:仕事効率化
価格:無料
開発:FiftyThree, Inc.

ペンを押し付けて接続「Kiss to Pair」

12
Bluetooth接続するときはツールバーの左端にあるリングの中央にペン先を押し当てます。
しばらくするとリングが白く点灯し接続完了。

接続中はアドオンを購入していなくてもすべてのツールが使用できるようになります。

指で描けるブレンドツール

3
指で画面をなぞると線を引く代わりにブレンドツールが使用できます。
色を混ぜ合わせたり、輪郭をぼかすなど新しい表現が加わります。汚れてしまってもいい箇所では、消しゴムの代用にもなりました。

2
Pencil接続時には指でブレンドツールが使えますが、変更することもできます。
画面右上の「53」マークをタップ → [Pencil] → [指での操作]

1
「指での操作」にはデフォルトでは[ブレンド]になっています。
指でも描きたいときは[描画]、指では何も反応しないようにしたいなら
[なし]にしておきましょう。

ペンの後ろで消しゴムツールを使用

7
消しゴムツールをペンの後ろ側で使用できます。これはカドでは反応しないため画面にぺたっと接触する角度で使用する必要があります。
消しゴムツールをツールバーから選択する方が手っ取り早いかなと思うときもありましたが、ツールバーを収納しているときはかなり便利でした。

他社のスタイラスペンではサイドボタンを使って消しゴムを切り替えて使う機能があります。しかし誤って押してしまうこともあるので、「ペンの後ろ側を使う」という手法はミスを防ぐ効果もありそうです。

パームリジェクション機能はかなり使える

8
手のひらを画面に置いて描ける「パームリジェクション」もかなり高い精度です。基本的にペン先に力が加わっていなければ、誤って描いてしまうことはありません。
ルーペ機能を使って拡大して描いていたりツールバーの上に手を置いて描いているとたまーに誤動作しますが、許容範囲内かなと思います。

ハードとソフトのコラボが新体験をもたらす

11
パームリジェクション・消しゴム・ブレンドツールの3つの機能はすべて使い勝手がよく、ハードとソフトの組み合わせで新しい価値を生み出しています。

残念なことに日本での発売はまだ決定していませんが、いずれ輸入販売するメーカーも出てくるのではないかと思います。また情報が入り次第ブログでのお伝えいたします。
個人的には「Walnut + Magnetic Snapモデル」はかなりおすすめの一品です。

Pencil | FiftyThree
http://www.fiftythree.com/pencil

 
 

コメント

  1. ひっさぁ より:

    Pencilグラファイトモデルを買いました。木製の欲しかったんですが売り切れでした。いやぁいいですねこれ。個人的に一番気に入りました。

    • Necojita より:

      ひっさぁさんこんにちは。
      木製モデルは人気みたいですね。
      加工の手間もかかりそうなので、製造数を抑えているのかも。

      Paper専用ペンという制限がありながら、満足度高いですよね。日本でも販売されるとよいのですが。