PhotoshopクラスのMac向け画像編集アプリ「Pixelmator」に、iPad版の高機能バージョン「Pixelmator Photo」のリリースが告知されました。RAW画像の編集機能に特化したアプリとなるようで、非破壊型画像編集ツールや独自の機械学習を用いたプリセットを使って簡単にプロフェッショナルな画像加工ができるとしています。
現在限られたユーザー向けにベータ版が配布されているようです。
「Pixelmator Photo」は写真加工に特化したアプリに?
リリース予定とされる「Pixelmator Photo」はRAWファイルの編集をサポートしており、写真に映り込んだ不要なものを除去する修復ツールやデスクトップレベルの非破壊型の編集機能を備えるとしています。すでにMac向けにリリースされている「Pixelmator Pro」とは違って、幅広い用途で使えるグラフィックツールとも違うようです。
そもそも非被害型の画像編集とは、元画像を改変せずに編集レイヤーを重ねて行う方式です。後からの調整が容易な点が大きなメリットとなりますが、メモリや処理性能が求められる機能です。
現時点ではiPadアプリとしては「Affinity Photo」や「Artstudio Pro」などに採用されていますが、使用するiPadモデルによってはかなり処理が重くなっていきます。
Pixelmatorの公式ホームページでは以下のように第5世代iPad以降のモデルに対応するとしています。できれば4GBメモリを積んだiPad Proモデルを使用するのが望ましいと思います。
- 12.9-inch iPad Pro 3rd generation
- 11-inch iPad Pro
- 12.9-inch iPad Pro 2nd generation
- 12.9-inch iPad Pro 1st generation
- 10.5-inch iPad Pro
- 9.7-inch iPad Pro
- iPad 6th generation
- iPad 5th generation
リリース時期は未定ながらベータ版はすでに開発中
「Pixelmator Photo」はiPad版「Adobe Lightroom CC」に対抗するアプリとなり、写真家に愛用されるアプリとなるかどうか期待されます。リリース時期は未定で現在ベータテストを開始しています。
2019年にはiPad版Photoshop CCもリリースされ、iPad Proを使った画像編集は大いに盛り上がりそうですね。
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