過去の記事で紹介してきたProcreateの便利なテクニックや、普通に使っていても気付かない「隠し機能(ジェスチャ)」をまとめました。知っていると意外なところで役に立つかもしれません。
複数のブラシをまとめてインストールする方法
Procreateのブラシファイル(.brushes)は通常1つしかインストールできませんが、実はAirDropを使うと複数のファイルをまとめて読み込みできます。
例えばMacで選択した複数の作品ファイルを、AirDropでiPadにまとめて渡すことが可能です。AirDropが使える端末間で行えるテクニックなので、iPadとiPhoneなどでも活用できます。
直線ツール(Quickline)は変形ツールで再編集可能
直線ツールを使って線を描いたあと、すぐに変形ツールを選択すると、直接を再編集できます。
線の始まりと終わりに青い点が表示されますので、それをドラッグして好きな場所に移動できます。
直線ツール(Quickline)で角度を固定するジェスチャ
直線ツールを操作中に、キャンバスをタッチすると角度を固定して変形できます。水平垂直のほか15%単位で角度を固定できます。
カラーアイコンはタッチ長押しで1つ前の色にスイッチ
塗り潰し(ColorDrop)ツールを使うときにうまく起動しなかったことないでしょうか?実はカラーアイコンはタッチ&ホールドすると1つ前の色と切り替わる機能があります。
塗り潰しするときにカラーアイコンを長押しすると色を変更するジェスチャーと認識されてしまうので、速やかにドラッグしましょう。
スウォッチ選択画面を選択しまま描く
カラーパレットの下にある「スウォッチ」は30個表示できます。でも、もっとたくさんのスウォッチを並べて使いたいときはスウォッチ選択画面に移動してそのままにしておきます。
次にカラーアイコンをタップしたときにも、そのままスウォッチリストを表示できます。
レイヤーを選択したあと、選択アイコン長押しで範囲を反転
レイヤーをタップして表示されるオプションメニューから、「選択」をするとレイヤー内を選択できます。
でもレイヤーを多用する描き方をしていると、その選択範囲を反転したいことありませんか?
そんなときは選択ツールボタンをタッチ長押しします。
すると編集モード画面に入りますので、そこで画面下にある反転機能などが選択できます。
ばかしフィルターを利用してグラデーションを作る
Procreateにはグラデーション機能はありませんが、「ぼかし(ガウス)フィルター」を活用して簡単なグラデーションなら作れます。
- ColorDropでキャンバス全体を塗り潰す
- 変形ツールでサイズを調整
- ぼかし(ガウス)フィルターをかける(最大まで)
フィルターは1番強く加えることで滑らかになります。
外付けキーボードでドット単位の移動
Procreateはキーボードショートカットにも対応しています。対応表には掲載されていませんが、もちろんカーソルキーにも対応します。
図形をピクセル単位で移動させたいときには、外付けキーボードのカーソルキーで調整するといいでしょう。
スライダーは下にドラッグすると微調整できる
スライダーの数値を正確に調整したいときは、スライダーのボタンをタッチしたまま下方へドラッグ。そのまま左右に指を動かすと細かく調整ができます。
10.0%などぴったり数値を合わせたいときに便利です。
Macのファインダーで.Procreateファイルをプレビューする
Macに保存してあるProcreate専用ファイル(.procreate形式)をプレビューしたいときには「ProcreateViewer」がおすすめです。
ファインダーからサムネイルで作品を確認できます。
Preview .procreate files on Mac
以上、知っておくとちょっと便利になるかもしれない隠し機能&テクニックまとめでした。
ほかにも上記にない機能をご存知でしたら、ぜひコメント欄までお願いします。
コメント
選択範囲を反転なんてできたのかー! 知らなかった…
やっぱりクリッピングが使えると楽なんですけどね。まぁ今のままでも十分描きやすいからいいけど! 他のアプリと比較しても格段に使いやすい。