iPadを代表するペイントアプリ「Procreate」のメジャーアップデート「Procreate4」がこの秋リリースされます。最新のiOS11に対応した機能やレイヤーマスク、P3カラー対応など公式ページで徐々に公開されています。
ここでは解説を加えながら最新の情報をまとめていきます。
ブラシツール
ブラシなど描画ツールの設定ウィンドウのUIが全面的に変更されており、スライダーやボタンなどの細かなパーツにまで手が入っています。
iOS11を強く意識したデザイン変更のように見えます。
ブラシカテゴリを切り替えるタブは左側に配置され、右側にリスト形式でブラシが並びます。
カテゴリタブの並び替えの不便さを解消する、良い変更ではないでしょうか。
ブラシ関連の変更・新機能
- ブラシ選択ウィンドウのUIを変更
- ブラシ設定にブレンドモードを追加
- ブラシ設定に「Pull」追加(混色の強さを調整?)
- ブラシ設定に「Bleed」を追加(筆圧に応じたにじみの強さ?)
- 色のブレンド機能の精度を向上
- ぼかしツールの精度を向上
- 新しくCalligraphyブラシカテゴリを追加
iOS11のフォルダアプリ連携
iOS11の「フォルダ」アプリに対応したファイルのドラッグ&ドロップ機能が使用可能です。
作品ファイルだけでなくブラシファイルのサムネイル表示にも対応し、ファイルをブラシウィンドウにドラッグするだけでインストールができます。
フォルダ関連の新機能
- 「フォルダ」内でブラシファイルのサムネールを表示
- 「フォルダ」からブラシファイルのドラッグ&ドロップ対応
レイヤーマスク
新機能「レイヤーマスク」がレイヤーに追加されます。
公開されている画像を見る限り、マスクとして使用するレイヤーが上部に配置され視認しやすくなっています。
レイヤーのオプションメニューの表示も変更されます。
カラーパレット
カラーパレットのウィンドウもデザインが変わってより機能的になりました。大きな改善点としては、下に並んだボタン(Disc/Classic/Value/Palettesの4種類)でパレットの表示を切り替えできるようになっています。
ギャラリー
ギャラリーの表示も大きく変更が加えられています。
大きな変更点としては、フォルダの表示が作品を積み重ねたようなデザイン(スタック?)に変わり、選択などの操作ボタンが配置されるようになりました。
フォルダ関連の新機能
- ギャラリーのUIを全体的に変更
- フォルダの代わりに作品を重ねて表示
- Select/選択ボタン追加
- サムネイルの角を丸く変更
その他の変更点
画像フィルターの編集画面のUIが画面下に配置されるようになります。
またP3カラープロファイルに対応するようになり、ファイルにカラープロファイルを追加するようになると思われます。
描画エンジンも最新のものに変更され、描画処理が最大4倍高速になるとされます。
予想される機能追加(未確定)
未確定ながら公開されている画像から、円形定規ツールが追加されそうです。直線ツールに加えて円形ツールも加われば、Procreateだけでできる作業がかなり増えそうです。
まだまだ新機能はあるかも?
この秋のリリースに向けて少しづつ情報が公開されていますが、まだまだ新機能があるようです。今後も新機能が追加され次第、情報を更新していきたいと思います。
※Procreate4へのアップデートは無償で行われますが、iOS11へのアップデートが必要です。
コメント
混色がどう変わるのか楽しみです。
混色はお絵かきアプリごとに結構クセがありますから、どう変わるか気になりますよね。