もともとリアルな手のポーズアプリとしてご紹介していた「Handy Art Reference Tool」がアップデートで大幅に進化しています。
スケッチやデッサンのモデルに使える、手や頭部の3DCGが100パターン以上収録。iPad ProなどではSplit Viewを使ってモデルを見ながらApple Pencilでスケッチすることができます。
アプリの使い方、アドオンで購入可能なモデルについても詳しく解説しています。
スケッチやデッサンの練習に使えるポーズアプリ
最新のアップデートではSplit Viewにも対応。アプリでモデルを表示しながら、スケッチアプリ(画面では標準メモアプリを使用)でApple Pencilを使って描くこともできます。
手や足、顔のモデルを100タイプ以上収録
アプリを起動したら、まずリストからモデルを選びます。
リストは上から手のモデル(男性と女性)、足のモデル、顔のモデル(男性女性と動物など)、保存したモデルと並んでいます。
収録されている人物の頭部
- 女性の頭部
- 平面状の女性(やや面取り)
- 高齢男性の頭部
- 男性の頭部
- 人間の頭蓋骨
- 平面状の頭部(大雑把な面取り)
追加購入できる人物頭部モデル(240円)
- エリンニュートラル
- コーカサス系男性
- 平面状の男性
- 男性頭部構造(筋肉のつき方を表示)
- 平面状の男性頭蓋骨(頭蓋骨の面取り)
- リアルな男性頭蓋骨
手や足の3Dモデルには自然なポーズをつけたモデルが100種類以上収録されています。
頭部のモデルは一部が追加コンテンツとなっています。
生々しくてちょっと怖いくらいリアルな3Dモデル
3DCGモデルアプリの中でもテクスチャのリアルさが圧倒的です。
男性の手のモデルでは手の皮膚の毛穴まで再現されていて、生々しくてちょっと怖いくらいです。
モデルは指でドラッグして立体的に回転できます。
モデルの外側をドラッグすると平面的に回転し、モデル自体をドラッグすると立体的に回転します。
画面上で左右にスワイプして回転させたり、ピンチでズームしたりして好みの角度で表示できます。
モデルに当たっている光源も色合いを変更したり、光源の位置を立体的に調整できます。
手のポーズは関節を動かして自由にカスタマイズ可能
手のポーズは関節を動かして好きなものに変更できます。手の関節ごとに変透明に表示されているパーツをタップして選び、スライダーを使って動かします。回転を使うとより自然なポーズを作れます。
上部の骨が折れたマークのアイコンはタップすると関節の動く範囲が広くなりますが、不自然な曲がりもできてしまうため基本的にはOFF(透明な表示)でよいと思います。
ランダムに変化させるボタン(サイコロのアイコン)も面白いのですが、ぐにゃぐにゃになってしまい実用性はあまりないかもしれません。
お絵描きの練習やデッサンのモデルに最適
顔のモデルの中には、骸骨や面取りされた頭部など立体感を出すための陰影の付け方が勉強になるモデルが用意されています。
さらに追加のアドオンを購入すれば12種類の動物の頭蓋骨モデルが手に入ります。こちらもテクスチャがリアルで描きごたえがあります。
追加される頭蓋骨のモデル240円
- 熊の頭蓋骨
- 猪の頭蓋骨
- 猫の頭蓋骨
- チンパンジーの頭蓋骨
- 雌牛の頭蓋骨
- 犬の頭蓋骨
- 羊の頭蓋骨
- オポッサムの頭蓋骨
- カラスの頭蓋骨
- サーベルタイガーの頭蓋骨
- マエガミジカの頭蓋骨
- 七面鳥の頭蓋骨
紹介したモデルの一部は追加購入が必要になりますが、それでもかなり充実した内容で低価格だと思います。
お絵描きのお供にぜひご活用ください。
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