Astropad Studio | プロユーザー向けに大進化!iPadをMacの液晶ペンタブに変えるカスタムショートカットや5倍高速描画を実現


iPadをMacの液晶ペンタブレットへと変えるアプリ「Astropad」がプロユーザー向けの新バージョン「Astropad Studio」をリリース。
カスタマイズできるショートカットボタンや、次世代のマルチタッチジェスチャーを搭載し、ワコムタブレットと比較しても操作性で劣らないようになってきました。

プロユーザー向け「Astropad Studio」の画面構成


新しい「Astropad Studio」はプロユーザー向けに、カスタマイズできるショートカットボタンセット、快適なジェスチャー操作、高速化された描画処理などあらゆる面でパワーアップしています。


編集中の画面構成です。左右にツールを表示する「サイドバー」と、ドラッグして好きな場所に移動できる「リングボタン」があります。「リングボタン」をタップするとサイドバーの表示をON/OFFできます。

「リングボタン」をタッチしながら画面を2本指でピンチイン/アウト/ドラッグすると、Mac画面の表示領域を好きなサイズ・位置に調整できます。

AstropadのStandard版とSutido版の機能比較

Astropad StandardAstropad Studio(new)
価格3,600円月額800円 or 年間7,200円
描画エンジンLiquidLiquid Extreme(5倍高速)
接続速度最大5MB/s最大40MB/s
接続方法Wi-Fi or USBWi-Fi or USB
ショートカットボタン1セットのみアプリごとにセットを作成し、制限無くボタンを追加可能
対応端末iPad2以降iPad Proのみ
対応するOSiOS8.0以降iOS9.0以降
対応するMacOSmacOS 10.9以降macOS 10.10以降
対応スタイラスAdonit Pixel/Apple PencilApple Pencilのみ

Astropad Studioのみの機能

  • 外付けのキーボード入力とショートカットキー対応
  • オンスクリーンキーボード
  • Magic Gestureによるツール切り替え設定
  • 筆圧の変化をスムーズにする機能と強さを調整
  • 無料アップグレード
  • ユーザーサポート

※iPadのポートレイトモード(縦位置)は非対応


アプリ自体のダウンロードは無料ですが、機能を使い続けるには有料サービスに申し込む必要があります。サービスの利用価格は月800円のサブスクリプション(年間7,200円)です。

プランに申し込むと、初めの7日間は無料ですべての機能を使用できます。その間に有料プランを続けるか検討することができます。
有料プランの支払い前にサブスクリプションを停止するには、iPadの設定アプリ → [iTunses Store ] → [ 登録 ] → [ 有効 ] なアプリで「登録をキャンセル」します。

無料トライアルは7日間とされていますが、私の場合は2月11日までと表記されていました。現時点では無料で1ヶ月使えるのかもしれません。ご利用の環境でチェックしてみてください。

USB接続とWiFiネットワーク接続の両対応


アプリはLigntningコネクタでMacにつなげるUSB接続と、Wifiネットワークでの無線接続が選べます。もちろん有線接続の方がレスポンスが良くなりますが、好きな体勢で使える無線接続もなかなか快適です。


USB接続ではMac側のサーバーアプリが起動していれば自動的に接続されます。Wifiでも自動接続されますが、接続がうまくいかない場合はQRコードを表示して接続する手動接続モードも用意されています。

アプリごとにショートカットボタンのセットを作成


Workspace」にはアプリごとにカスタマイズしたショートカットボタンのセットを作成できます。使用中のアプリを認識して、ボタンのセットを表示してくれます。


ショートカットボタンのカスタマイズ性が向上しており、セパレータを入れて分類しやすくなっています。登録できるショートカットの最大数は不明ですが、たくさん登録するとそのぶん表示が小さくなるようです。


ショートカットボタンは名前と対応するキーを登録します。ボタンのタイトルはiPadのシステムキーボードで入力、オンスクリーンキーボードでショートカットで使うキーを入力します。

2つ以上同時押しするキーの場合は、キーボードでも同時押しで入力しましょう。

描画速度は最大5倍まで高速化


接続速度の最大値は5MB/s → 40MB/sへ大幅に向上。パフォーマンスが5倍になっており、Standard版との明確な差を感じました。もうマジェンタラインによるプレビューは不要になりそうなくらい表示が速いです。

私の古いMac miniでも相当高速化されたので、最新のMacならプロユーザーでも満足できるのではないでしょうか。

ブロックノイズも全く表示されなくなって、今までのStandard環境が嘘のようです。ピンチ操作による拡大縮小や移動も劇的に高速化されています。(それでもiPadアプリよりはもたつく)

マルチタッチデバイス向けに進化した5つのジェスチャー操作


「Magic Gesture」と呼ばれるカスタマイズ可能な計5種類のジェスチャーが用意されています。iPadアプリのようなジェスチャー操作と、Apple Pencilと組み合わせたジェスチャーを活用すれば作業効率をアップできます。

カスタマイズできる5種類のMagic Gesture

ジェスチャー割り当て機能
2本指で画面をタップUndo(元に戻す)
3本指で画面をタップRedo(やり直す)
1本指で画面にタッチ & Apple PencilEraser(消しゴム)
2本指で画面にタッチ & Apple PencilRight Mouse Button(右クリック)
3本指で画面にタッチ & Apple PencilModifier Key(修飾キー)

Apple Pencilを使うジェスチャーには以下の機能から好きなものを割り当てできます。

ジェスチャーに割り当て可能な機能一覧

英語表記解説
No Action (disabled)誤反応が気になるときにはオフにできる
Eraser消しゴムツール
Hoverホバー表示をシュミレート(カーソルを表示しても描画しない)
Right Mouse Buttonマウスの右クリックに対応
Middle Mouse Buttonマウスの中央クリックに対応
Modifier Key修飾キーに対応(コマンド/オプション/シフト/コントロール)

各ジェスチャーにはライブプレビューの色を5色から選んで指定できます。(非表示にすることも可能)

例えば、ペイントには赤色(Astro-red)、消しゴムには緑(Green)といった具合に色分けすれば操作を目視で確認できます。

描画処理のスピードアップ設定


USB接続ではかなり高速ですが、Wi-Fiの場合はレスポンスが低下します。その場合は処理を高速化する設定を利用してみてください。

まずアプリ設定の「General Settings」を選択し、その中にある2つの項目を以下のように調整します。

  • DISPLAY RESOLUTION(ディスプレイ解像度) → Non-Retina(faster)
  • COLOR CALIBRATION(カラー補正) → None(faster)

この設定を行うだけでさらに処理が高速化されるので、処理速度に不満があるときはぜひお試し下さい。


接続状況は「Connection」で確認できます。接続品質を4段階で表示して、遅延を0.1秒単位が表示されています。接続スピードを比較したいときに活用できます。

Astropad Studioに対応するMacソフト

ソフトウェアペイント筆圧拡大/縮小
Photoshop CS6 & CC
Illustrator CS6 & CC
Lightroom CS6 & CC
Clip Studio Paint(Manga Studio5)
Affinity Designer
Affinity Photo
ArtRage
Mischief
Pixelmator
SketchBook Pro
Corel Painter 2016×
Painter Essential 5×
Afrer Effect CS6 & CC×
Animate CC×
Toon Boom Storyard Pro×
Toon Boom Harmony×
TVPaint×

※拡大/縮小は2本指でピンチイン/アウトするジェスチャ機能

メーカーでアプリでの検証が行われたAstropadに対応するソフト表です。これ以外のソフトでも動作するものはありますが、メーカーサポート対象外となる可能性があります。(メディバンペイントも動作します)

今後のアップデート予定

今後のアップデートでは筆圧コントロール機能などが追加されるそうで、サブスクリプションを継続することで新しい機能をすぐに利用できる環境が手に入ります。

利用料金は高いのですが、試してみたらそれなりの価値はあると実感できました。今年1年は継続使用して随時新機能をレビューしていきたいと思います。

※詳しい解説を後日追記します。

↓スタンダード版はこちら。

↓Macにインストールするサーバーアプリは以下のページから無料でダウンロードできます。
Astropad | Turn your iPad into a drawing tablet

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