Procreateのキャンバスサイズを変更するならArtstudio Proが1番のおすすめ

iPadやiPad Proで人気も知名度も高くなってきたお絵かきアプリ「Procerate(プロクリエイト)」ですが、万能なグラフィックツールではなく出来ることと出来ないことがはっきりしています。

今回は「Procerate」の出来ないことの1つ「キャンバスサイズの変更」を「Artstudio Pro」で行うメリットを解説していきます。

※今回の記事は管理人の使用の範囲内での情報を元にしています。まだ見つけられていない不具合がある可能性もあります。その点ご了承ください。

▼Artstudio Proについてのレビュー記事はこちら。

PSDファイルのレイヤー名が文字化けしない

「Procreate」から出力したPSDファイルはPhotoshpoでレイヤー名が文字化けするという欠点があります。

この問題はいつまでたっても解決されないので、諦めてレイヤー名は英語で付けるなどの対策を取る人もいるのではないでしょうか。

 

PhotoshopだけでなくiOS版「Affinity Photo」でも文字化けするため、iPadで切り抜きに使えるアプリは限られてきます。

画像加工アプリとしてはiOS版の「Pixelmator」もありますが、そもそもレイヤー名が表示されず使える機能が足りていません。

 

「Artstudio Pro(画像右)」なら「Procreate(画像左)」からPSD形式で出力したファイルを読み込んでも、レイヤー名が文字化けせずに編集できます。

「Artstudio Pro」から出力したPSDファイルでも問題は見当たらなかったため、キャンバスを切り抜いたり編集してから「Procreate」に戻す用途にはうってつけだと思います。

 

Procreate出力のPSDファイルの読み込み状況
  • Affinity Photo(iOS) / 文字化けする
  • Photoshop(PC) / 文字化けする
  • Pixelmator(iOS) / レイヤー名の扱いがない
  • CLIP STUDIO PAINT EX(iOS) / 文字化けする
  • Artstudio Pro / 文字化けなし

レイヤー機能の互換性が高い

以下に「Procreate」レイヤー機能の中で「Artstduio Pro」が扱える機能をまとめてみました。

比較として「Affinity Photo(iOS版)」の対応状況も調べてみました。

読み込みは対応できても、「Procreate」に出力したときに対応しない場合は×と記載しています。

主なレイヤー機能はほとんど対応しており、「ロック」や「基準」などの作業に支障のないものだけ非対応となります。

これだけ対応していれば充分に実用的だと言えるでしょう。

 

レイヤー機能に関する互換性
レイヤー機能 Artstudio Pro Affinity Photo
マスク
ブレンドモード
グループ ×
ロック × ×
アルファロック ×
不透明度
背景色
表示/非表示
基準 × ×
日本語レイヤー名 ×

キャンバスの外に出た画像も保存されている

「Procreate」ではキャンバスの表示領域よりも外に出たレイヤー内の描画は消えてしまいますが、「Artstudio Pro」では切り抜きしない限り保持されています。

パーツを動かして切り抜き方を考えたり、配置を動かす用途に向いているアプリと言えるでしょう。

Procreateにない機能を補える

「Procerate」にはテキスト入力や円の作図機能などがありません。

そこで「Artstduio Pro」に読み込んで追加してから、また「Procreate」に戻すことも可能です。(テキストは画像に変換される)

レイヤー数の上限がないため「Artstudio Pro」で編集、レイヤー数を調整してから「Procreate」に戻すこともできます。

パターンやグラデーションなどPhotoshop素材を活用できる点でも、2つのアプリを組み合わせる価値があると思います。

デメリットを確認

「Procreate」の特徴である描画過程を動画としての出力するためのデータ、アプリ内で記録されている作業時間情報、P3カラープロファイルも引き継げません。

そもそも「Artstudio Pro」が「Procerate」の出力ファイルをサポートすると宣言しているわけではなく、突然仕様が変更される可能性もあります。

しかしながら、現状では相性がよく組み合わせて使えば大きなメリットがあるのは間違いありません。

 

▼Artstudio Proについてまとめています。

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