Luna Dsiplay | iPadをMacの高速なワイヤレスサブディスプレイにするUSB-C対応アクセサリをAstropadが発表


iPadからMac上のソフトをApple Pencilで操作できるミラーリングアプリ「Astropad」に、さらに高速で完全なサブディスプレイとしても使用可能にするアクセサリ「Luna Display」が発表されました。
Kickstarterで現在出資受付中です。

MacBookに挿すだけでiPadがワイヤレスディスプレイに


「Luna Display」として販売されるのは、このUSB-CまたはMini DisplayPortに対応する小さなアクセサリ。ワイヤレスマウスのレシーバーのような感じですね。


これをMacBookなどに挿すだけで既存のWi-Fi接続を使って、iPadにMacの画面データを高速送信できるそうです。(USB接続での使用も可能)


GPUをフル活用して高速なデータ転送を可能にします。

「Astropad」ではミラーリングが主な使い方でしたが、「Luna Dsiplay」では完全なサブディスプレイ機能をサポートします。


「LIQUID」エンジンと呼ばれる描画処理と「Luna Dsiplay」の組み合わせで、画面表示における遅延は16msとAirPlayとは比較にならないほど高速です。
最新のiPad Proの「ProMotion」が20msであることを考えると、目に見える遅延はほぼないのではないでしょうか。

使用可能な環境


macOS 10.10 Yosemite以降が動作するMacで使用可能。MacBook Air (2012 and later), MacBook Pro (2012 and later), Mac mini (2012 and later), iMac (2012 and later), Mac Pro (Late 2013)が推奨されています。

また対応するiPadは、iOS9.1が動作する端末で、iPad 2 (or later), any iPad Mini and any iPad Proが推奨されています。

MacとiPadにそれぞれ専用アプリをインストールして使用しますので、購入を予定する人は使用環境を必ずチェックしておきましょう。

Astropad Studioユーザーは買っておくべき?いらない?


「Luna Dsiplay」の主な魅力は、「ワイヤレス」で使えて「サブディスプレイ」もOKなところ。有線接続でAstropad Studioをバリバリ使っている人なら、あまり購入する必要性はないのかもしれません。

でもワイヤレスでも有線接続並みに快適に使えるなら、ちょっと試してみたいなぁという気持ちにもなります…。比較がないのでそのあたりの情報が公開されて欲しいです。
もし「Astropad Studio」+「Luna Dsiplay」が最速となるなら買うしかないですね。

とりあえず資金調達に成功すれば、発売は2018年5月となります。

最高のサブディスプレイにiPadを進化させたい方、おひとついかがでしょうか。
価格は54.99ドル(発送料金別)から。

私もとりあえず1個購入してみました。

 

コメント

  1. モノリス より:

    おはようございます。
    ハード発表前の映像見て、セカンドディスプレイだなあとすぐにわかったのですが、
    まさかハードウエア?が必要になるとは思わなかったですねえ。

    しかし、こういう変則的なハードってアップルは許すんですかねえ(笑

    私はWindowsに対応待ちですかねえ。うちのMacはノート(GPU有)なんで発熱が…。

    • Necojita より:

      発売されてみないとどうなるかわかりませんが、Appleもこういった技術には目を光らせてそうで怖いです。
      ハードウェアとソフトの組み合わせで新しい価値を生み出すのはApple流とも言えそうですが。

      Whindows待ちの人が多そうです…。