iOSアプリには日本人のための本格的な縦書きエディタが圧倒的に不足していました。海外製のアプリが大多数を占めることや、縦書きの仕様の複雑さなどから決定版と言える縦書き専用エディタがありませんでした。
しかしこのアプリ「縦式 」なら、詳細な編集・表示設定から好みの縦書き環境が作り出せます。
iPadでの小説やレポート作成などに最適ですよ。
快適な縦書き表示環境が作れる無料エディタ
縦書きに限らずテキストエディタは好みの表示設定が作れる方が長く使えます。縦書きならなおさらこだわりたいところですが、なかなかちょうどいいアプリがありませんでした。
そこでiOSアプリ「縦式」なら詳細な設定項目から自分好みの表示方式を作り出せます。フォントも後述の方法でインストールすれば好きなようにカスタマイズできます。
作成したファイルの管理はiCloudに自動保存されます。DropboxやiPad内に保存したい場合には、ファイルアプリで「場所」から保存したい領域を選択すればOKです。
クラウドで保存しておけば、iPadとiPhoneで作業を継続して進めることも可能になります。
豊富な表示設定が最大の魅力
ファイル選択画面で右上にある歯車アイコンをタップすると表示設定が行えます。ここでは編集設定、表示設定、禁則設定、保存設定を細かく調整できます。
設定できる項目
- 1行文字数
- 1ページの行数
- フォント
- フォントサイズ
- 行間
- キーボード
- ダークテーマ ON/OFF
- 詳細設定 ON/OFF
- 行番号を表示 ON/OFF
- 行番号サイズ
- マス目を表示 ON/OFF
- けい線の色
- キャレット点滅速度
- キャレットの色
- 禁則処理 ON/OFF
- 句読点のぶら下がり ON/OFF
- 句読点 ON/OFF
- キャレットの位置をテキストに保存する ON/OFF
- バックアップ
また、アプリが気に入って広告を非表示にしたいなら、360円のアドオンを購入できます。もちろん無料のままでも問題なく使用できます。
ルビを入力・表示する方法
テキスト中で漢字などにルビを振りたいときは、テキストの範囲選択を行います。そこでタッチして表示されるメニューから「ルビ」を選ぶと入力可能です。
青空文庫などからルビ情報のあるテキストを読み込めばちゃんとルビ付きで表示されます。
フォントを変更してさらに好みの環境を作る
アプリには初めからいくつかのフォントが選択できますが、好みに合わせて追加・変更するとさらにテンションが上がります!
iPad本体にフォントを追加することで、お気に入りのでフォントをアプリ内使うことができます。
↓iPadにフォントをインストールする方法を解説しています。
まとめ
私は「けい線の色」を調整して、フォントを「はんなり明朝」に変更してみました。
編集機能自体に特別なものはありませんが、そのぶんシンプルで使いやすいテキストエディタとなっています。誰でもぱっと閃いた文章をさらっと縦書きでメモするのにちょうど良いでしょう。
「縦式」を使ってiPadでも縦書きをお楽しみください。
↓iPadテキストエディタにはBearもおすすめです。
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