アイビスペイント ibisPaint 5.0アップデート | 人工知能自動色塗り機能やタッチ位置調整、表フィルターなど便利な新機能を詳しく解説

表フィルターを活用してイラストを作ろう


最後に個人的に注目している新機能「表フィルター」を解説しながら、イラスト背景に使う方法を解説していきます。

今回のイラストでは作成した表を「和風建築の格子」に見立てて背景にします。

 


まずはフィルターの中の「表フィルター」を選択します。

表示されていない場合は、リストを下の方にスクロールして下さい。

 


作成する表をカスタマイズします。

表のカスタマイズ項目は以下のようになります。

  • 列数(横方向の分割線の数)
  • 行数(縦方向の分割線の数)
  • 線の太さ
  • 上余白
  • 下余白
  • 左余白
  • 右余白
  • 水平間隔
  • 垂直間隔
  • 線の色
  • 塗りつぶし色

「線」→「サイズ」を切り替えると表の「幅」「高さ」をピクセル単位で指定できます。

 


次にパース変形を用いて遠近感がでるように変形します。

 


変形した表のあるレイヤーを複製して重ねます。

そのあと、背面にあるレイヤーをずらして、フィルターの「色相・彩度・明度」で色合いを薄く調整します。

お手軽に立体的な格子の完成です。

 


格子の上にレイヤーを1枚追加。

そこにフィルター「同心円波グラデーション」で円形のグラデーションを追加します。

 


最後にレイヤーのブレンドモードを「加算・発光」に変更します。

これで光が差し込んでいるような雰囲気のある格子の完成です。
背景はこれで完成です。

イラストの製作過程は以下の動画でチェックしてみて下さい。

↓以下のページからデータをダウンロードできます。
和装の街 – ibisPaint

まとめ

「表フィルター」や「自動塗り絵」機能は、そのままでも使えますが、応用してどのようにイラストに生かすか考えるのが楽しい機能です。

「タッチ位置調整機能」は、iPhoneユーザーが手持ちのアクティブスタイラスペンを生かせる便利な機能です。

ぜひ新機能を使ったイラスト作りをお楽しみください。

 

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